――ユライアの長所はどこでしょうか。

「爆発力とスピードだ。僕にはないものだ。ただ、弱点もある。いつも顎を上げて戦っている。そして、殴られないように突っ込む。今までほとんどの試合で勝っているから、それが弱点だと気づいていない。寝技も強くない。ユライアは僕がレスリングができると思ってない。サブミッションを使いこなせると思っていない。今の僕のフィジカル・コンディション、リラックスして戦えるということを分かっていない。色んな手を使って、ユライアを追い込んでいくよ」

――もともとフェザー級でありながら、軽量級が開拓されていなかったMMAワールドでジェンスはライト級のパイオニアとして足跡を残してきました。そんな、ジェンスはこの1年のWECの活動により、軽量級が浸透し始めた状況に関して、どんな印象を持っていますか。

「WECは素晴らしい仕事をしてくれたよ。自分の国で、フェザー級が盛り上がるなんて最高だよ。VERSUSでNHLやハンティング、ヨットのレースと一緒にファイティングが中継されるようになった。本当に凄いことだよ。

でも、同時に日本が恋しんだ。僕は日本で、トップファイターとずっと戦ってきた。いつか、また日本で戦いたいと思っている。日本でまた戦う日が来るまで、引退なんて絶対にできないよ」

"米国のKID"ユライア・フェイバー=WEC世界フェザー級王者インタビュー

■『WEC Faber VS Pulver』全対戦カードは次ページへ