12月29日(現地時間/土)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・イベントセンターで『UFC79 NEMESIS』が開催された。

UFC世界ウェルター級暫定王座決定戦、マット・ヒューズvsジョルジュ・サンピエール(以下、GSP)に、UFC PPVでは“6年間、待ち焦がれた一戦”として紹介された、チャック・リデルvsヴァンダレイ・シウバの2大カードを筆頭に全10試合が行われた。

世界中のMMAファンが注目した、リデルとシウバの一戦は、3Rを通して壮絶な殴り合いが展開。最後は2Rにスタンドでの左ヒジ打ちでシウバの右目を切り裂き、優勢に試合を進めたリデルが判定で勝利。ピークを過ぎたと言われる両者の対戦だったが、蓋を開けてみれば、一進一退の死闘、ファイティングスピリットが拳にのり移った魂の一戦となった。

メインイベントで行われたヒューズvsGSPでは、2R4分54秒、GSPがアームロックから腕ひしぎ十字固めと巧みに移行し、完勝。敗れたヒューズは、「言い訳は出来ない。120パーセントの体調で、最高の仕上がり、最高のチームで準備をしてきた。ジョージ(ジョルジュ)は、僕より良いファイターだ。ダナと話し合うよ」と話し、引退を示唆した。

また、UFC初参戦となったソクジュは、リョートに完敗。最後は肩固めでの一本負け。PPVオープニングファイトでは、メルヴィン・ギラードと、ウェルター級とライト級を行き来する職人リッチ・クレメンティが対戦。クレメンティはギラードをチョークスリーパーで退けると、試合後のインタビューで、「オクタゴンから出て行け!」と発言。ギラードに屈辱的な一言を浴びせた。その他、全試合結果、詳細レポートは下記の通りとなる。

UFC79 NEMESIS 全試合結果
第10試合 UFC世界ウェルター級暫定王座決定戦/5分5R×マット・ヒューズ
(アメリカ)2R4分54秒
腕ひしぎ十字固め
詳細はコチラジョルジュ・サンピエール○
(カナダ)第9試合 ライトヘビー級/5分3R○チャック・リデル
(アメリカ)3R終了
判定
詳細はコチラヴァンダレイ・シウバ×
(ブラジル)第8試合 ヘビー級/5分3R×ソア・パラレイ
(オーストラリア)3R3分24秒
TKO
詳細はコチラエディ・サンチェス○
(アメリカ)第7試合 ライトヘビー級/5分3R○リョート・マチダ
(ブラジル)2R4分20秒
肩固め
詳細はコチラソクジュ×
(カメルーン)第6試合 ライト級/5分3R×メルヴィン・ギラード
(アメリカ)1R4分40秒
チョークスリーパー
詳細はコチラリッチ・クレメンティ○
(アメリカ)第5試合 ライトヘビー級/5分3R×ルイス・カーン
(ブラジル)1R1分51秒
反則
ジェームス・アーヴィン○
(アメリカ)第4試合 ライト級/5分3R×ネート・モー
(アメリカ)1R1分31秒
アキレス腱固め
詳細はコチラマニー・ガンバーリャン○
(アメリカ)第3試合 ミドル級/5分3R×ジョーダン・ラデフ
(ブルガリア)3R終了
判定
ディーン・リスター○
(アメリカ)第2試合 ウェルター級/5分3R○ホアン・カルネイロ
(ブラジル)2R3分33秒
TKO
トニー・デソウザ×
(アメリカ)第1試合 ライト級/5分3R○マーク・ボセック
(カナダ)3R終了
判定
ドゥーグ・エヴァンス×
(アメリカ)