伝説の4コママンガ映画化!笑いあり、涙ありのド等のエンターテインメント!

大阪・通天閣のふもと。 ひなびたアパート「パンション飛田」では、今日もいつもの音が響く。
イサオがちゃぶ台をひっくり返す音だ。幸江が作った食事が四方八方に散らばる。
イサオは無口な乱暴者で酒飲み、その上ギャンブルに明け暮れている。

中学卒業と同時に上京した幸江。
その後は絵に描いたような転落人生が待っていた。
夢も希望もなくなった幸江の前に現われたのが、ヤクザのイサオだった。
子供の頃から自分を蔑み、愛を求めていた彼女を初めて心から愛してくれた男、それがイサオだったのだ…。

■中谷美紀(森田幸江)
母の顔を知らず、父は銀行強盗という激烈な過去を持つ。
今は内縁の夫、イサオと大阪・飛田で暮らす。

「パンチパーマの阿部さんに惚れながら幸江を演じました。
この作品が出来上がった時に、もうこれ以上の作品は作れないかも知れないと思いました。」

■阿部寛(葉山イサオ)
幸江の内縁の夫。無口で、すぐちゃぶ台をひっくり返す。
元ヤクザで、滅法ケンカが強い。現在無職。

「パンチパーマ姿は、自分では意外と似合っているなと思いました。
1行以上の長いセリフの無い役でしたが、そこは新鮮に感じました。
ささいな日常の幸せが出ている作品です。」

■遠藤憲一(あさひ屋マスター)
幸江の勤務先の食堂の主人。幸江にベタ惚れし、
ソープランドでも「ユキエ」の源氏名を持つおばちゃんを指名。

「自分が出演している作品はR指定がかかっている作品が多いのですが(笑)、
この作品は小さい子からお年寄りまで楽しんで頂けます。
是非皆さんでご覧になってください。」

カルーセル麻紀(福本小春)
幸江とイサオの隣に住むおばちゃん。
「ふびんやなぁ」が口ぐせ。イサオがちゃぶ台をひっくり返した回数を数えている。

「監督にはノーメイクで演じてくださいと言われました。映画を観た時に、
なぜ監督がそう言われたのかが分かりました。」

■堤幸彦監督
原作があまりにも素晴らしいので映画にできるか不安でした。
寒い冬の中の一杯のシチューのような映画にできました。
是非この映画を観て温まってほしいです。

(東京国際映画祭コメントより)

キャスト:中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、西田敏行
スタッフ:堤幸彦
オフィシャルサイトhttp://www.jigyaku.com/index.html
配給:松竹株式会社
10月27日(土)、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
(C)2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ

コミュニケーションプラス 永松貴子 女性 30代
好きな映画のジャンル:ドラマ
一言:中谷美紀さん演じる、不幸を絵に描いたような女性「幸恵」。でも、彼女は必死で人を愛し、そして幸せを求めて毎日ひたむきに生きているのです。自分にとって幸せってなんだろう?それは、とても身近にこっそり存在しているのかもしれない。そんなことをじんわりと感じた作品です。もちろん、パンチの阿部ちゃんも必見!