夢にまで見た大画面ディスプレイをゲット!これで快適なPC作業を手に入れたとおもったら、マウスが画面から消えた……。
これまでのPCの液晶ディスプレイは15インチ程度がメインだったが、最近では17インチから19インチなどの大型液晶ディスプレイが標準的なサイズとなってきている。ハイエンドPCではさらに大きな液晶ディスプレイがセットになっていることもめずらしくない。

ディスプレイの大画面化にともなって表示する画面の解像度も大きくなり、作業するエリアを広く使うことができるようになった。しかし画面解像度があがった分、以前使っていたマウスのポインタが小さく見えてしまって、マウスポインタが見づらくなったと感じる人はいないだろうか。
ほかには、マウスのホイールを使った便利なスクロールも、広い範囲が一度に見られるようになったので、少しのホイール操作で動く移動量も、もっと多くの行をスクロールできるようにしたい、と思っている人も多いかもしれない。
そこで今回は、マウスまわりの設定の方法について紹介しよう。

■知っ得 No.0009 マウスポインタを大きくして見やすくする

念願の大画面ディスプレイを手に入れ、意気揚々を使ってみたら、"マウスポインタはいったいどこにあるの?"なんてことないだろうか? これは、マウスポインタが消えたのではなく、ポインタの表示が小さくなったからなのだ。

これまでの使っていたディスプレイは、800×600ピクセルの画面サイズ。新しく使うのは、1280×960ピクセルだったとしよう。PCでのマウスポインタの標準表示は小さいので、1280×960ピクセル以上などの大画面ディスプレイで使用すると、ポインタを見失ってしまう場合がある。こんなときは、マウスポインタのサイズを見やすい大きさに変更してしまえばよい。
ここでは一例として、[マウスのプロパティ]でマウスポインタのデザインを変更し、大きいタイプのものに変える方法を見てみよう。

[スタート]→[コントロールパネル]を選択し、[プリンタとその他のハードウェア]をクリックする(画面1)。
画面1[プリンタとその他のハードウェア]をクリック
[マウス]をクリックする(画面2)。表示された[マウスのプロパティ]から[ポインタ]タブをクリックする(画面3)。
画面2[マウス]をクリック画面3[ポインタ]タブをクリック
[デザイン]の項目の[∨]をクリックし、[拡大ポインタ(システム設定)]を選択する(画面4)。[OK]をクリックする(画面5)。
画面4 [拡大ポインタ(システム設定)]を選択画面5[OK]をクリック
画面6 変更前画面7 変更後
そのほか、[Windowsスタンダード(特大のフォント)(システム設定)]や[Windows黒(特大のフォント)(システム設定)]などの大きいタイプのデザインが用意されている。壁紙の色によっては、ポインタが見づらいということもあるので、自分のPCの環境や好みに合わせて選択するとよいだろう。

次のページでは、ホイールのスクロールの量を調整する裏技を紹介する。