小林光一(ヴォーカル&ギター)、遅塚覚(ベース)、長田勇気(ドラム)からなる3ピース・ロックバンド、超飛行少年(スーパーフライングボウイ)。今年3月に発表したファーストアルバム「ハイパーフライングボウイ」で抜群のメロディセンスを見せつけた彼らが22日、セカンドシングル「水彩リトルスペクトル」を発表。これから大人になろうとしている若い世代にも、学生時代を懐かしく振り返る大人たちにも、世代を問わずに伝わる彼らの“青春”が描かれている。
■昨年にデビューしてから一年が過ぎましたが、結成時はどんな音楽をやろうかなど話されたことはありましたか?
長田勇気(以降、長田):音楽的な話は特に無かったですね。このバンドを結成する時、僕らはずっと2人(小林&長田)でバンドをやっていて、同じような気持ちをもっているメンバーと長く続けるのは音楽性ではなく人間性で、この3人は人間性だけで集まったようなものですね。
■デビュー当時と今とで、変わってきていると感じるのはどんなことですか?
長田:もう色んなことが変わってきていて。音楽をやる上で大事な物はどんどん少なくなってきて、絞られてきている感じです。アーティスト写真にしても、ビデオクリップを撮るにしても何でも、僕らが頑張る所が絞られてきましたね。前はスタッフのことを心から信じていなかったのかもしれないですけど、全部に首を突っ込んでいて。それが例えば今回のビデオクリップでは、僕らは演奏シーンのみに専念できたし、どんどん絞られてきている気がしますね。
■自主制作という意味でのインディーズから、より多くの人が関わってくるメジャーの環境に慣れてきたのでしょうか。
長田:メジャー、インディーズで言えば逆にバンドの中身や本質的な部分を見せるという意味で、よりインディーズっぽくなってきている気がして。前は、僕らのバンドが目に留まるようにばかりを考えていたんですけど、今は詞や曲、メンバーの人間的な部分だったり、原点的なバンドの本質だけを追求しているような部分があるので。一番大事な部分だと思うんですけど、そういう所を今まで通ってきていなかったと思うので、ようやく。だから、メジャーになってきたという気持ちより逆ですね。
■バンドの本質的な部分に、より集中できる環境になってきたと。
長田:そうですね。集中しなきゃいけないな、という気持ちになりましたね。責任感や危機感だったり。
■小林さんと長田さんが歌詞を書かれることが多いですが、お互いに歌詞の特徴を感じることはありますか?
長田:今回のシングル(長田)とカップリング(小林)で全然違う。言うことが一緒でも出てき方が全然、表現の仕方も違うし。それは毎回思うことで、僕と違う物が出てくるというのは、もう当たり前のこととしてありますね。
■自分で曲も詞も書く時と、曲だけで歌詞はそれぞれ任せる時と、どのように判断するのですか?
小林:自分で曲を書いて詞を付けると、割とハメようと思った所にハマってくるから、きっと自分のゴールの所に曲がいて。それからバンドのアレンジが良ければ良くなる、みたいな付加価値な所が出てくると思うんです。だけど、例えば僕が書いた曲で他のメンバーの詞が乗ると、「こう来るか!」みたいな嬉しい誤算がありますね。自分の書いたメロディには自信があるから、それで更に良くなるみたいな。
長田:僕が曲を持ってきたとして、特に言いたいことが無ければ、僕が書く必要も無いと思うので、そういう時は2人に投げるという感じで。ただ、僕が書きたいなと思った時は、「書かせて」という感じだったり。そういう風にして決まるんですけど、詞のキャラが近かったりするので、すごく臨機応変に役割分断ができて。今回の「競争者」の方も、俺は歌入れまで詞を知らなかったんですけど、すごく彼らしい詞だし、いいなと思いましたね。詞は「らしさ」というものを実感する時かもしれないですね。
■今年3月に発表したファーストアルバム「ハイパーフライングボウイ」では、どの曲がシングルになってもおかしくないくらい、メロディに対するこだわりを感じたのですが、その辺りは如何でしょうか?
長田:メロディに対するこだわりは、すごくありますね。デビュー当時は特にバンド・サウンドよりも、まずメロディにこだわっていて。今はそこに+αバンドというものを、みんなで見つめ直していて、それをトライしている感じですね。そんな中でできたのが「競争者」なので。「水彩リトルスペクトル」はメロディ重視、「競争者」はメロディ重視+バンド・サウンドという。
■昨年にデビューしてから一年が過ぎましたが、結成時はどんな音楽をやろうかなど話されたことはありましたか?
長田勇気(以降、長田):音楽的な話は特に無かったですね。このバンドを結成する時、僕らはずっと2人(小林&長田)でバンドをやっていて、同じような気持ちをもっているメンバーと長く続けるのは音楽性ではなく人間性で、この3人は人間性だけで集まったようなものですね。
■デビュー当時と今とで、変わってきていると感じるのはどんなことですか?
長田:もう色んなことが変わってきていて。音楽をやる上で大事な物はどんどん少なくなってきて、絞られてきている感じです。アーティスト写真にしても、ビデオクリップを撮るにしても何でも、僕らが頑張る所が絞られてきましたね。前はスタッフのことを心から信じていなかったのかもしれないですけど、全部に首を突っ込んでいて。それが例えば今回のビデオクリップでは、僕らは演奏シーンのみに専念できたし、どんどん絞られてきている気がしますね。
■自主制作という意味でのインディーズから、より多くの人が関わってくるメジャーの環境に慣れてきたのでしょうか。
長田:メジャー、インディーズで言えば逆にバンドの中身や本質的な部分を見せるという意味で、よりインディーズっぽくなってきている気がして。前は、僕らのバンドが目に留まるようにばかりを考えていたんですけど、今は詞や曲、メンバーの人間的な部分だったり、原点的なバンドの本質だけを追求しているような部分があるので。一番大事な部分だと思うんですけど、そういう所を今まで通ってきていなかったと思うので、ようやく。だから、メジャーになってきたという気持ちより逆ですね。
■バンドの本質的な部分に、より集中できる環境になってきたと。
長田:そうですね。集中しなきゃいけないな、という気持ちになりましたね。責任感や危機感だったり。
■小林さんと長田さんが歌詞を書かれることが多いですが、お互いに歌詞の特徴を感じることはありますか?
長田:今回のシングル(長田)とカップリング(小林)で全然違う。言うことが一緒でも出てき方が全然、表現の仕方も違うし。それは毎回思うことで、僕と違う物が出てくるというのは、もう当たり前のこととしてありますね。
■自分で曲も詞も書く時と、曲だけで歌詞はそれぞれ任せる時と、どのように判断するのですか?
小林:自分で曲を書いて詞を付けると、割とハメようと思った所にハマってくるから、きっと自分のゴールの所に曲がいて。それからバンドのアレンジが良ければ良くなる、みたいな付加価値な所が出てくると思うんです。だけど、例えば僕が書いた曲で他のメンバーの詞が乗ると、「こう来るか!」みたいな嬉しい誤算がありますね。自分の書いたメロディには自信があるから、それで更に良くなるみたいな。
長田:僕が曲を持ってきたとして、特に言いたいことが無ければ、僕が書く必要も無いと思うので、そういう時は2人に投げるという感じで。ただ、僕が書きたいなと思った時は、「書かせて」という感じだったり。そういう風にして決まるんですけど、詞のキャラが近かったりするので、すごく臨機応変に役割分断ができて。今回の「競争者」の方も、俺は歌入れまで詞を知らなかったんですけど、すごく彼らしい詞だし、いいなと思いましたね。詞は「らしさ」というものを実感する時かもしれないですね。
■今年3月に発表したファーストアルバム「ハイパーフライングボウイ」では、どの曲がシングルになってもおかしくないくらい、メロディに対するこだわりを感じたのですが、その辺りは如何でしょうか?
長田:メロディに対するこだわりは、すごくありますね。デビュー当時は特にバンド・サウンドよりも、まずメロディにこだわっていて。今はそこに+αバンドというものを、みんなで見つめ直していて、それをトライしている感じですね。そんな中でできたのが「競争者」なので。「水彩リトルスペクトル」はメロディ重視、「競争者」はメロディ重視+バンド・サウンドという。
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