「DeNA秋季練習」(14日、横須賀)
DeNA・村田修一野手コーチ(43)が14日、横須賀市内での秋季練習で、本格的に全体指導を開始した。フリー打撃では、ケージの後ろから打者それぞれのタイミングや間の取り方をじっくりチェック。「こういう感じだろうなという予測のもと、選手の話を聞いてすり合わせをしていく。こういうふうにやりたいんですけど、というのをサポートしていければ」と個々に寄り添う“村田流”の指導法で臨む。
練習後は打撃の個別ミーティングに参加した。一人一人の今季の打撃を映像で振り返りながら、打者自らが行う“プレゼン”に耳を傾け、おのおのの意思やプラン、特徴を把握。今季まで在籍したロッテでも若手を中心に個別面談を実践しており「話すことで、寄り道せずに取り組める」と対話の重要性は熟知している。
現役時代に2度の本塁打王に輝いただけに、長距離打者の育成にも期待がかかる。「それぞれの速い遅いはあるが、スイングスピードをちょっとずつ上げることが大事になってくる」と同コーチ。古巣で手腕を見せる。