14日、湖北省武漢市で行われた2024年中国新エネ車生産1千万台達成イベント。(武漢=新華社記者/肖芸九)
【新華社武漢11月14日】 中国湖北省武漢市で14日午前、2024年の新エネルギー車(NEV)生産1千万台達成を記念するイベントが行われた。中国の新エネ車年間生産台数が1千万台を突破したのは初めて。
工業情報化部の辛国斌(しん・こくひん)副部長によると、中国は09年、「毎年10都市で新エネ車を千台普及させる」という国家プロジェクトを始動。10年をかけ、年間生産・販売100万台突破を18年に実現した。それから22年の500万台は4年間、今年の1千万台は2年間で達成している。
14日、湖北省武漢市で行われた2024年中国新エネ車生産1千万台達成イベント。(武漢=新華社記者/肖芸九)
中国自動車工業協会の付炳鋒(ふ・へいほう)常務副会長兼事務局長は、中国新エネ車の新たな突破は、中国が「自動車大国」から「自動車強国」に向けて堅実な一歩を踏み出し、中国の新エネ車産業が質の高い発展の新段階を迎えたことを示していると語った。
同協会によると、中国の新エネ車生産・販売台数は23年、世界の6割以上を占めた。今年は10月までで生産が前年同期比33.0%増の977万9千台、販売が33.9%増の975万台に上っていた。
中国はここ数年、新エネ車でトップを独走し、世界自動車産業の転換をけん引してきた。同協会の統計によると、中国の新エネ車生産・販売台数は15年から9年間連続で世界一を維持している。
14日、イベント会場に展示された中国新エネ車。(武漢=新華社記者/肖芸九)