侍ジャパンに9失点大敗…計12投手を投入した
「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」グループBが13日に開幕し、バンテリンドームでは野球日本代表「侍ジャパン」が豪州代表に9-3で勝利した。豪州代表のデービッド・ニルソン監督は試合後、「ガッカリした。最初からつまずいた」と力なく言葉を紡いだ。
中日時代は「ディンゴ」の登録名で愛されたニルソン監督。井端弘和監督とも同僚だった時期もあり、試合前は笑顔を見せる場面もあった。しかし、肝心の試合ではプラン通りにいかなかった。
先発した28歳左腕のソープは序盤から制球が定まらず、初回に犠飛で先制を許すと、2死を取ったところで降板。わずか19球でマウンドを降りた。その後も計12人を投入する必死の継投を見せたが、侍ジャパンの打線の勢いにのまれた。
“マシンガン継投”について、ニルソン監督は「うまくいかないところもあったが、みんなが慣れてくれるようにと思って投入した」と意図を明かした。4投手が1イニングを投げたのが最長という結果になったものの、手応えも得た。
一方で序盤から侍ジャパンに主導権を握られ、「立て直すのは難しかった。日本の投手は良かった」と日本を称賛。それでも「1敗したが、代表チームはどこも強い。ここから盛り返していきたい」と前を向き、15日から舞台を移す台湾での反撃を誓った。(Full-Count編集部)