[画像] パナソニックが神奈川県警察運転免許センターでAIアバター案内の実証実験を実施 警察職員の業務効率化をサポート

パナソニック コネクトは、神奈川県警察運転免許センターで、アバター式リモート案内サービス「TAZUNE」を活用した実証実験を2024年10月29日から2025年3月(予定)まで実施すると明らかにした。

●背景

神奈川県における運転免許保有者数は全国2位と非常に多く、さらに運転免許センターが県内に1か所という状況もあり、多くの利用者が来場する。また将来的な労働人口の減少が懸念される一方で、外国人対応などにより現場での業務負担は増加している。

このような背景から、神奈川県警察では職員の働き方改革やDXの一環として、運転免許センター内の案内業務効率化を目的に、この度パナソニック コネクトのアバター式リモート案内システム「TAZUNE」を活用した実証実験を実施されることになった。

●今回の実証実験について

「TAZUNE」は、AIアバターを介して利用者からの困りごとに回答し、受付・案内・接客業務の応対品質向上と業務効率化を実現するサービス。これまでに、2023年の「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」などのMICEイベントで活用された実績がある。

今回の実証実験では、運転免許センター3階に「TAZUNE」を設置し、運転免許の受験・更新の申請手順や、外国免許からの切替えに関する内容、コンビニやATMなどの施設情報について、ディスプレイ上のアバターが案内する。

さらに、AIを活用した音声での問い合わせや、表示言語の切り替え(4か国語/日・英・中・韓)が可能で、外国人来場者にもスムーズに案内することができ、窓口業務の負担を軽減する。
期間
2024年10月29日〜2025年3月(予定)
場所
神奈川県警察 運転免許センター 3階
内容
AI対話による無人案内

●利用方法

●画面タッチによる問い合わせ



来場者からの問い合わせや質問が多い上位項目を中心に、トップ画面に問い合わせのカテゴリ(選択肢)が表示されている。選択肢をタップすることで、AIチャットボットが回答する。

●音声での問い合わせ



画面上のアバターに話しかけると、AIが問い合わせ内容を理解し、自動で応答する。

尚、パナソニック コネクトは、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパスにかかげ、現場にイノベーションをもたらすことで、今後も警察などの公的機関へのお役立ちを目指すとしている。