[画像] 離婚した菊川怜の“髪ばっさり”は成功?残念?ショートと顔の形の相性をプロが解説

 女優でキャスターの菊川怜(46)が11月6日、自身のInstagramで離婚したことを報告しました。資産200億円と言われたIT起業家・穐田誉輝(あきた・よしてる)氏とのセレブ婚は7年半で終了。今後は、シングルマザーとして3人の子どもを育てていくようです。

「今思えば離婚の予兆だったのか」と話題になっているのが、菊川のイメージチェンジです。昨年7月にInstagramを開設し、ばっさり切ったショートヘアを披露。最近ますます短くなってきて、「小池百合子や蓮舫みたい。政界進出か?」という声がある一方、「ロングより似合う」という称賛も寄せられています。

ずっとロングヘアだった人が40代でばっさり切るのは勇気がいりますが、「やや丸顔の菊川さんに、ショートヘアは激推し」と言うのは、メイク講師の池田曜央子さんです。『骨格補正メイク』という著書もある池田さんのメソッドでは、顔の比率から理想型に近づける髪型やメイクを考えます。なぜ丸顔の人にショートヘアが似合うのか、解説してもらいました。

◆やや丸顔で40代の菊川怜にショートが激推しな理由

「顔の黄金比は『横幅1:縦幅1.4』の卵型ですが、それに対して、菊川さんはやや横が広い、いわゆる丸顔寄りです。

丸顔さんの場合は、輪郭の縦幅を足して理想の卵型に補正したいので、短い方がトップにボリュームが出しやすく、理想の縦横比に近づきます。

またトップにボリュームが出ると若々しさも出ますので、比率補正と若々しさ、両方叶うショートは丸顔さんには激推しスタイルです」(池田さん、以下同)

特に、40代など大人の女性は、一般に「短めの髪のほうが若見えする」そう。

「大人の女性のロングヘアは、うねりやパサつき、またトップのボリュームダウン感が出やすく、後ろから見ても結構年齢を感じるものなのです。ヘアスタイルは好みもあるとは思いますが、大人には短いほうが推しです」

◆前髪アリより、おでこ全開が似合う

同じショートでも、おでこの広さによって前髪の扱いを変えたほうがいいそうです。菊川怜の場合は、「おでこ全開」が似合うと言います。

「菊川さんのInstagramを見たら、スタイリングで、前髪ぱっつん、斜め分け、おでこ全開、の3バージョンがありますね。

顔の縦幅:おでこ(はえぎわ〜眉下)の比率は3:1が理想的なので、前髪はぱっつんと下ろすより、おでこ全開で比率の美しさを強調するのがおすすめです。斜めでおでこの高さを見せるのもグッド」

「前髪ぱっつんだと、前髪が横線となり、見る人の目線を横に引っ張るという目の錯覚が発生してしまいます。なので、骨格補正メソッド的には、丸顔寄りの人にはあまり前髪で横線を作るのはおすすめしません」

◆離婚と「髪ばっさり」は相性がいい?

また、髪型やメイクなど“見た目”は、自分をどう見せたいかというイメージ戦略でもあります。その点でも、離婚と「髪をばっさり切る」のは相性がいいような気がします。

「さっぱり、すっきり、潔さ、吹っ切れた感など、が感じられる髪型ですね。特に女性たちから共感されたり応援されるような好印象を持たれるはずで、すごくいいと思います」

離婚を報じた週刊文春11月14日号によると、港区の高級マンションのペントハウスを出て、郊外の実家に住んでいるという菊川。本格的に芸能復帰する上で、吹っ切れた感は大切ですね。

◆丸顔でおでこが狭い人は「アシンメトリーなショート」がお勧め

ちなみに、池田さんも丸顔寄りで、ちょっと菊川怜の髪型と似ています。

「ですね!私のアシンメトリーヘアは、最強の“丸顔補正ヘア”だと思っています。

私は丸顔でおでこが狭いので、菊川さんとは前髪の扱いが変わります。菊川さんみたいにおでこ全開にすると、狭いおでこが丸見えで補正にならないので、斜めに流しておでこの狭さを見せないようにしつつ、そのままサイドにつなげて顔の横幅を削り、そこをやや長めのアシンメトリーにして縦線を全力で強調する……という、計算しまくった骨格補正ヘアです(笑)」

このように、「似合う髪型のセオリー」はとてもシンプル。顔の縦横比と、縦方向のおでこの比率を測って、輪郭を「縦に広げるべきなのか、横に広げるべきなのか」を考えればいい。もし丸顔とは逆に、縦が長めの面長さんなら、フワッと横幅が出る髪型にすればいいそうです。

<文/池田曜央子 女子SPA!編集部>

【池田 曜央子】
(いけだ・ようこ)メイク講師。骨格補正メイク考案。一般社団法人日本骨格バランス協会代表理事。
1977年生まれ、青山学院大学経済学部卒業。建築士だった38歳のころ、愛犬の事故死でうつ状態に陥り、糖質依存となり15kgの激太り。外見差別を受けたことをきっかけに、美容・ファッションなどを学び、メイク講師として活動を開始。輪郭と顔パーツを数値で分析、骨格や年齢による変化を補正し、好印象な美人に近づける独自の「骨格補正メイク」を考案。メイク講座やスキンケア講座などで1000名を超える女性を変身させる。43歳で-17kgのダイエットも成功させ、ミセスコンテストで特別賞受賞。著書『骨格補正メイク 顔の比率を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社) Instagram:@ikeda.makeup ブログ