ケン・グリフィーJr.氏が語る大谷「危険な打者なんだ」
通算630本塁打を誇るケン・グリフィーJr.氏は、マリナーズでイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)とともにプレーした。ドジャースの大谷翔平投手と共通する、メジャーの舞台で日本選手が成功する理由について語った。
米ポッドキャスト番組「Nightcap」に出演。司会を務めるシャノン・シャープ氏から「現役時代に素晴らしい打者を目の当たりしたと思うのですが、ショウヘイ・オオタニが特別な存在である理由を教えてください」と問われると「彼には弱点がないんだ」と答えた。
その理由について「広角にパワーを発揮できるから危険な打者なんだ。盗塁が欲しいときに走ることもできる。『ふむ、ふむ』と感心させることができる選手だ」と絶賛した。
さらに「しかも野球を知っている。日本では(野球が)国技なんだ。他競技もプレーされているけど、他に(野球に匹敵するスポーツは)ないんだ。野球しかない。だから日本から米国に来てプレーするには、モンスターでないといけない。ここに移籍してきた日本人選手は皆いい活躍ができるんだ」と話した。
同僚だったイチロー氏を回顧し「見ていて楽しかったよ。打撃練習では遠くに飛ばすことができるんだ。(でも試合では)出塁して、(相手を)かき回す。野球はホームラン・ボールではなくて、ベース(塁)・ボールと言うからね」とも。レジェンドの脳裏には今も深く刻まれているようだった。(Full-Count編集部)