[画像] 北京大学日本語学部、翻訳学科発展シリーズフォーラムを開催

北京大学日本語学部、翻訳学科発展シリーズフォーラムを開催

9日、記念撮影するフォーラム出席者。(北京=新華社記者/淡氷氷)

 【新華社北京11月12日】中国北京市で9日、北京大学日本語学部の主催による翻訳学科発展シリーズフォーラム第1回が開かれた。参加した専門家や研究者、業界代表者は「未来への出航−専門実習と職業の発展」というテーマを巡り、日増しにグローバル化が進み、人工知能(AI)が急速に発展する時代背景下における、日本語翻訳専攻の理論構築や人材育成、教育方法、実習と就職などの面での新たな発展の道筋について、幅広く踏み込んだ議論や意見交換を行った。なお、「翻訳学科」には、実践を重視するMTI翻訳・通訳専攻と、学術研究を重視する翻訳学の両方の意味が含まれているという。

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9日、開会式であいさつする北京大学外国語学院の李淑静共産党委員会書記。(北京=新華社記者/淡氷氷)

 同大学外国語学院の李淑静(り・しゅくせい)共産党委員会書記はあいさつで、同日本語学部が2012年に翻訳・通訳修士学位(MTI)を設置して以来、確かな人文リテラシーと高度な能力を持つ複合型ハイエンド翻訳・通訳(以下、翻訳)人材の育成に努め、優れた成果を収めてきたと述べた。

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9日、フォーラムの開会式を主宰する北京大学日本語学部主任の丁莉(てい・り)教授。(北京=新華社記者/淡氷氷)

 出席した専門家や研究者は、AIが翻訳業界や学生の就職に与える影響を直視しなければならないと指摘。ハイエンド翻訳人材の育成は中華文化の国際的影響力を高めるための重要な使命であり、翻訳人材の育成と翻訳教育の未来に力を与えるためAIを積極的に活用し、カリキュラム設定を絶えず最適化し、人材育成モデルを革新すべきだとの見方を示した。

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9日、フォーラムで基調講演を行う元北京大学日本語MTIセンター長の馬小兵(ば・しょうへい)教授。(北京=新華社配信/周之冕)

 今回のフォーラムには北京外国語大学や北京第二外国語学院、対外経済貿易大学、広東外語外貿大学、上海理工大学、黒竜江大学、吉林大学、南開大学、上海大学など国内数十の大学や対外コミュニケーション機関の専門家・研究者、中国と日本の企業代表者ら70人余りが出席した。

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9日、閉会式で講演を行う北京大学日本語MTIセンター長の岳遠坤副教授。(北京=新華社配信/周之冕)

 閉会式では、北京大学日本語MTIセンター長の岳遠坤(がく・えんこん)副教授が総括と展望を述べ、翻訳教育は外国語専攻が担う重要な職務の一つであるべきだとし、翻訳を手段として考え判断する能力を育てる重要性を指摘。同MTIが今後の発展において、国内の大学や関連業界との交流・協力を強化し、共にAI時代の翻訳教育を考え、翻訳教育のハイエンド化に向けた発展を推進していく考えを示した。

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9日、寄贈セレモニーに出席した丁莉教授と北京青波公益基金会の金国男理事長(右)。(北京=新華社配信/周之冕)

 最後に表彰式と寄贈式が行われ、寄贈式では同学部主任の丁莉(てい・り)教授がフォーラムを支援した北京青波公益基金会の金国男(きん・こくなん)理事長に寄贈証明書を手渡した。(記者/淡氷氷)

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9日、フォーラムで行われた表彰式。(北京=新華社配信/周之冕)

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9日、フォーラムでスピーチする北京外国語大学日本語学院(日本学研究センター)の徐滔(じょ・とう)常務副院長(副主任)。(北京=新華社配信/周之冕)

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9日、フォーラムでスピーチする北京第二外国語学院日本語学院の楊玲(よう・れい)院長。(北京=新華社配信/周之冕)

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9日、フォーラムで基調講演を行う北京大学日本語学部学術委員会主任の潘鈞(はん・きん)教授。(北京=新華社配信/周之冕)

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9日、フォーラムでスピーチする元北京大学日本語MTI特任教授、日本コンピュータソフトウエア協会(国際、AI)理事の五十木正氏。(北京=新華社配信/周之冕)

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9日、記念撮影するフォーラム出席者。(北京=新華社配信)