[画像] “主審殴り倒し”で懲役3年7カ月 トルコサッカークラブの元会長に有罪判決

主審に右ストレートを食らわせた元アンカラギュジュ会長に実刑判決が下った。

ファルク・コジャ元会長は昨年12月11日に行われたスュペル・リグ第15節のチャイクル・リゼスポル戦が1-1のドローで終わった後、ピッチ上の審判団に走り寄り、ハリル・ウムット・メレル主審に右ストレート。それを機に倒れ込む主審に複数人が襲いかかった。

左頬にそのパンチをまともに受けた主審は骨折などで病院送りに。後のトルコサッカー連盟(TFF)はアンカラギュジュにホーム戦5試合の無観客開催と200万トルコリラ(当時のレートで約970万円)の罰金を命じ、張本人のコジャ元会長に対しても永久追放に処している。

イギリス『ガーディアン』によると、トルコの首都アンカラの裁判所はこのほど、コジャ元会長に傷害罪で懲役3年7カ月を言い渡し、執行猶予付きながら脅迫罪の判決も下した模様。また、事件に関与したほかの3人に対しても1年から5年の有罪判決を告げたという。

コジャ元会長は控訴するとみられ、代理人弁護士は被告らが不当な挑発により、この事件を起こしたと主張し、無罪を求めているそうだ。