サムスンが三つ折りスマートフォンを2025年にも発売すると噂されているなか、同社が実際に特許を出願していることが明らかとなりました。
米特許商標庁(USPTO)は最近、サムスンが申請した特許書類を公開しました。この文書は2021年7月に提出されたもので、11月に誰もが閲覧できるようにした形です。
この書類に添付された画像の一部は、明らかに三つ折りスマホです。サムスンはこれまで三つ折りデバイスを発売したことがありません。
特許書類では、折りたたんだ状態と広げた状態の両方で耐久性と弾力性をアップした折りたたみ画面の設計について詳しく説明されています。
そのデザインは折り曲げやすく、ディスプレイにかかる負担を軽くするため、開口部を戦略的に配置した特殊なバリア層(外部から画面に異物の侵入を防ぐ層)を使っています。
サポートプレート(画面を支えるための構造パーツ)と接着層(画面とサポートプレートを結び付ける層)は、ステンレス鋼やガラスなどの耐久性のある素材でできており、折り曲げた状態でも開いた状態でも、安定性を高め、ディスプレイを確実に保持するというものです。
ディスプレイパネルには合成樹脂やその他の素材からなる反射防止層が透明窓とともに含まれており、反射を低減する工夫もあります。さらに、ディスプレイの下にもバリア層や保護用のクッション層が設けられており、損傷を防ぐ対策も施されています。
ファーウェイは9月、世界初の三つ折りスマホ「Mate XT」を発売し、折りたたみスマホ市場に大きなインパクトを与えました。しかし今回の特許が将来の製品に反映されるなら、サムスンは大きく巻き返せるかもしれません。
Source: USPTO
via: MSPowerUser