[画像] 小学生の空手大会で危険行為 反則選手の所属会が謝罪 セコンドの処分を発表「無期限の謹慎」治療費も対応

 子供の空手大会での“危険行為”の動画がSNS上で拡散され、物議をかもしている件について、反則を行ったとする選手が所属する勇征会は11日に声明を発表。反則の指示を出したセコンドに「無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動一切禁止」とする処分を下したと報告した。

 問題の動画では、審判の「待て」の合図があったものの、背を向けた選手に対して走り込んだ選手が後頭部へ蹴りを入れた。負傷した選手はうずくまって動けない様子だった。また、セコンドらしき人物が「いけ!」と指示していたことや、被害者が試合中に相手に対し背を向けたこと、子供のコンタクトの大会実施など、さまざまな角度で波紋を呼んでいる。

 空手指導を行う勇征会は11日、公式サイトを更新。「第6回全九州フルコンタクト空手道選手権大会における弊会所属選手の試合中の反則行為に関するお詫び」を発表した。

 同会は「令和6年11月3日に宮崎県宮崎市で開催されました第6回全九州フルコンタクト空手道選手権大会において、弊会所属選手の試合中の反則行為により、相手選手が怪我をすることとなりました。相手選手及び相手選手保護者様、相手選手団体様に深くお詫び申し上げます」と謝罪。「相手選手におかれましては、1日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます」と記した。

 また「なお、本件において発生した相手選手への治療費等の支払いについて、弊会で対応させていただく所存でございます」と発表。「また、本件により多くの皆さまにご迷惑及びご心配をおかけし、大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 続けて「今回、セコンド対応を行った弊会支部長におきましては、本人の強い意向により、無期限の謹慎及び対外試合への引率、セコンド活動の一切を禁止といたしました」とセコンドの処分を発表。「弊会では、本件について重く受け止めており、再発防止に向け、誠心誠意努力をしてまいります。本件において、大変なご迷惑とご心配をお掛けしたことを重ねてお詫び申し上げます」とお詫びの言葉で締めくくった。