◆第41回マイルCS・G1(11月17日、京都競馬場・芝1600メートル)
ウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎、父アイルハヴアナザー)は、キャリア25戦目で初のマイルに挑戦。未勝利時にダートで1800メートルを走った経験(5着)はあるが、芝では1500メートルが最長で1200〜1400メートルで重賞4勝含む全7勝を挙げている。
だが、スプリントG1は5度挑戦し22年スプリンターズSの2着が最高と、タイトルにはあと一歩手が届いていない。深山調教師は「決して悪い内容ではなかったが、G1の一線級と戦うには、本質的には1200じゃなかったのかもしれない」と分析。「松山(弘平)ジョッキーも『マイルを試してみては』と言っていたし、レースぶりからもこなしてくれると思う。ペースが落ち着くぶん、位置が取りやすくなると思います」と、距離延長に自信をのぞかせた。