ロッテからポスティングシステムを使った大リーグ移籍を容認された佐々木朗希投手(23)の代理人が大手代理人事務所「ワッサーマン」のジョエル・ウルフ氏であることが9日(日本時間10日)、分かった。
同氏は敏腕代理人として知られ、パドレスのダルビッシュ、カブスの鈴木、メッツの千賀、ドジャースの山本、DeNAの筒香といった日本選手のほか、カージナルスのアレナドやヌートバー、ドジャースのグラスノーらも担当している。
一方、大リーグ公式サイトは同日、「世界最高の若手投手の1人がメジャーへ」との見出しで、現ドジャースの大谷が日本ハムから米球界に挑戦した2017年末のようにリーグ全体が注目している、と伝えた。
スポーツ専門局ESPN(電子版)は23歳の右投手は「令和の怪物」と呼ばれ、160キロ超の速球やスプリットが武器と紹介。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「ヤンキース、メッツを含め全30球団が関心を示す」と見通した。
現行の労使協定では25歳未満のドラフト対象外の外国人選手とはマイナー契約しか結べない。ESPNを含め、多くの米メディアがあと2年待てば、山本がドジャースと結んだ12年総額3億2500万ドル(約465億円)と同じぐらいの条件で契約できたはず、と驚きを持って報じた。