ブンデスリーガ第10節が9日に行われ、ドルトムントはMF佐野海舟がフル出場したマインツに1−3で敗れた。
27分にドルトムントの主将エムレ・ジャンが相手FWイ・ジェソンへの危険な足裏スライディングタックルで一発レッドカード。数的不利となったドルトムントは36分にマインツの先制を許すと、40分にセール・ギラシのPK成功で追いついたものの、前半アディショナルタイムに勝ち越される。54分には佐野のロングパスが起点となってマインツにリードを広げられ、ドルトムントはリーグ戦のアウェイゲーム4連敗となった。
ドルトムントのヌリ・シャヒン監督は試合後、ドイツメディア『スカイ』に対し、次のようにコメント。ジャンが退場した後に後手を踏んだことが敗因だと語った。
「彼は決してあんな風にタックルすべきではなかった。それは彼も分かっていることだ。あの退場が試合を変えてしまった。選手たちは(過密日程のなか)最後の力を振り絞っている。(途中までは)まともな試合だった。自分たちが主導権を握っているという感覚はすでにあった。最初の30分はまずまずだったが、状況の変化に対応できなければならない」
また、ドルトムントのMFユリアン・ブラントは、「(ケガ人が続出せず)フルメンバーが揃っていれば、もう少しエネルギーがあったかもしれない。早い時間でのレッドカードは不利に働いたし、彼(ジャン)自身ももっと注意深くプレーすべきだったと自覚している。彼は彼自身の行為にとても腹を立てている。だけど、それが3失点した要因ではない」とコメント。ケガ人や退場者に関わらず、チームとして守備に課題を抱えていると指摘した。
首位バイエルンとの勝ち点差はすでに「10」開いたが、ドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)は、「現時点でバイエルンのことを気にする必要はない。私たちには他の問題がある」と、まずはクラブ内の課題解決に目を向けている。
ドルトムントは代表ウィーク明けの23日にMF堂安律が所属するフライブルクとホームで対戦。チャンピオンズリーグのディナモ・ザグレブ戦を挟んだ30日には、バイエルンとの“デア・クラシカー”が控えている。
【ハイライト】マインツ 3−1 ドルトムント
ハピタス
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