[画像] SNS上で物議…子供の空手大会で“危険反則行為” ボクシング元日本王者、元K−1王者らが私見

 子供の空手大会での“危険行為”の動画がSNS上で拡散され、物議をかもしている。背後から後頭部への蹴りを入れた危険な行為について、プロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏(43)、元K―1ウェルター級王者で総合格闘家の久保優太(37)が私見を述べた。

 問題の動画では、審判の「待て」の合図があったものの、背を向けた選手に対して走り込んだ選手が後頭部へ蹴りを入れた。負傷した選手はうずくまって動けない様子だった。また、セコンドらしき人物が「いけ!」と指示していたことや、被害者が試合中に相手に対し背を向けたこと、子供のコンタクトの大会実施など、さまざまな角度で波紋を呼んでいる。

 細川氏は自身のX(旧ツイッター)で「親と子が共同で謝罪しないなら、無期限出場停止。謝罪しても来年は出場停止」とキッパリ。「俺個人的には、審判の入り方の手ぬるさもムカつく。この後、主審が反則蹴りを入れた子に、その場で即刻『失格負け』を宣告したのか?どうか?を知りたい」とつづった。

 続く投稿でも、「大人が3人いて、すぐにこれを『反則・失格負け!』とできないならば、そりゃ子供は反則蹴りするよね。やった瞬間に“お前何やってんだ!”と言う叱りもないのだから、子供は“失敗しちゃった!”程度に思ってるだろ」とし、「言葉は悪いけど、バカな大人の元では、当然子供はバカな事をするよね」と管理する大人の問題であることを指摘した。

 久保もXを更新。「これはヒドイ」とぼう然。「確かにプロでは試合中に背中を向けスキを見せる行為は良くない。だがこれは小学生の子供の試合。僕も小学生から武道を学んでる者として、子供に格闘技を普及させるキッズ教室をやってる者として言うが、試合の勝ち負けよりも日本人として大切な武道の精神を指導してあげるべきだ」と格闘技普及の立場から私見を述べた。