[画像] 中国ラオス鉄道、ラオス区間の年初来旅客数が300万人突破

中国ラオス鉄道、ラオス区間の年初来旅客数が300万人突破

磨憨鉄道口岸(通関地)に到着した昆明南駅発ビエンチャン駅行きの国際旅客列車。(4月9日撮影、磨憨=新華社配信)

 【新華社ビエンチャン11月8日】中国雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」は11月4日、ラオス区間の年初からの旅客輸送量が前年同期比44.4%増の延べ300万人に達し、年間目標を前倒しで達成した。うち国際旅客列車の輸送量は2.7倍の10万8200人に上り、旅客の国籍は101カ国・地域に拡大した。同区間の運営を担う老中鉄路が明らかにした。

 同社によると、ラオスにおける経済回復、東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国担当、観光年キャンペーン始動、中国からの団体客向けビザ免除措置などが旅客数の大幅増につながったという。そのほか、企業による一連の効果的な管理措置も好条件となっている。

 今年に入り老中鉄路は旅客の流れを事前予測し、運行計画の調整や列車の増便などの取り組みを行いピークに対応。乗車券販売サービスも改善し、購入や乗車の問題を素早く解決、利便性の高い各種サービスを提供している。その上で同社は、国際旅客が注目している出入境円滑化の問題に対し、ラオス税関などの部門との意思疎通を強め、関連研修を強化、出入境プロセスを簡素化して手続き時間を大幅に短縮、これにより国際旅客列車ごとの乗客数が大きく増加した。