ランドクルーザー以上に盗難率の高い国産車は?
トヨタの代表的なオフロード車で有名なランドクルーザーは盗難されやすい車の代表例としてあげられますが、盗難率でみるとそれ以上に被害に遭っている国産車があります。
警視庁のデータによると、トヨタのレクサスLXという車種は、1000台あたりの盗難率で見るとランドクルーザーの10倍以上となっています。令和5年の盗難率はランドクルーザーが1000台あたり2.2台なのに対して、レクサスLXは32.7台となっていることから、盗難率の高さがうかがえるでしょう。
盗難台数で見た場合は、ランドクルーザーの643台に対してレクサスLXは261台です。しかし、生産台数に差があることから、レクサスLXのほうが盗難率が高い結果になると考えられるでしょう。
令和4年に至っては、レクサスLXの盗難率はランドクルーザーの約20倍です。このようなデータから、レクサスLXに乗っている場合は、盗難被害に遭わないような注意や対策が必要といえます。
盗難に遭いやすい車の特徴
盗難に遭いやすい車の特徴としてあげられるのは、以下の2つです。
●新しい年式の車
●2000年以前に製造された車
それぞれの狙われやすい理由について、詳しく見ていきましょう。
新しい年式の車
新しい年式の車は、盗難に遭いやすい車とされています。これは市場価値の高さが関係しており、中古車買い取りに出した際の価格が高くつきやすいことが理由と考えられるでしょう。
また、車両本体としてではなく、部品やパーツとしての価値が高いのも狙われやすい理由になるようです。とくに人気の高い高級車であれば、盗難のリスクは高まると想定できるでしょう。
2000年以前に製造された車
2000年以前に製造された車は、盗難のリスクが高くなりやすいとされています。年式の古い車はセキュリティ対策が十分ではない可能性があり、その部分を見越して、盗難の対象となるようです。
さらに、希少価値の高い車であれば、市場価値が高くなりやすいとも考えられるでしょう。状態がよければ高額での取引にもつながることから、2000年以前に製造された車は狙われやすいようです。
車の盗難に遭わないための対策方法
車の盗難に遭わないためには、適切な対策が必要です。まずは、どんなに短時間であっても、車から離れる際の施錠は忘れないようにしましょう。また、鍵の保管方法や保管場所にも気を遣うことで、盗難被害のリスクを避けられます。
さらに、貴重品を車内に放置しないようにすることで、車上荒らしの被害リスクも軽減できるでしょう。車上荒らしから車の盗難につながるケースは珍しくないようです。
そのほかにもハンドルロックやタイヤロックなどの防犯グッズを用いて対策するのも1つの方法となります。どのような対策が適しているかは人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見つけましょう。
レクサスLXはランドクルーザーと比較して10倍以上の盗難率となっている
ランドクルーザー以上に盗難率の高い国産車は、レクサスLXとなっています。盗難率でみると10倍以上にもなり、被害に遭いやすい車種といえるでしょう。
盗難被害に遭わないためには、適切な盗難対策が必要になります。鍵のかけ忘れや貴重品の放置などに注意し、盗難対策グッズを活用して、被害に遭うリスクを軽減しましょう。
出典
警察庁 自動車盗難等の発生状況等について(8ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー