元ヤクルト監督の高田繁氏が都内で開かれた正力松太郎賞選考委員会に出席し、CSファイナルSにおいてリーグ優勝チームに与えられる1勝のアドバンテージについて見直すべきとの提言をしたと、同じく選考委員を務めるノンフィクション作家の門田隆将氏が明かした。
門田氏はDeNA・三浦監督が最終的に満場一致で正力松太郎賞に選出された過程の中で、高田氏から「(優勝した巨人は)阪神と3・5ゲーム、DeNAとは8ゲーム差があった。もちろんCSは盛り上がったんですけど、優勝チームと5ゲーム以上離れた場合に、アドバンテージが1つというのは考え直した方がいいと。5ゲーム以上離した場合は、2つアドバンテージを出すべきじゃないかと」いう提言があり、他の出席者からも「いろんなご意見が飛び交いました」と明かした。
今年のCSファイナルSでは、パ・リーグはリーグ優勝したソフトバンクが4連勝(アドバンテージの1勝を含む)で2位の日本ハムを退けたが、セ・リーグでは3位通過のDeNAが初戦から3連勝し、巨人がその後2連勝したものの、3勝3敗で(巨人のアドバンテージ1勝を含む)迎えた最終戦にDeNAが勝利し、巨人は日本シリーズ進出を逃していた。