指揮官は当時「亜脱臼」と説明も…球団が「脱臼&関節唇を損傷」と発表
ドジャースは5日(日本時間6日)、ワールドシリーズで負傷した大谷翔平投手が左肩の関節鏡視下手術を受けたと発表した。負傷直後は亜脱臼で軽傷と説明されていたが、実は手術が必要なほどの状態で、米記者も一斉に速報した。
誰もが肝を冷やしたことだろう。大谷は10月26日(同10月27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で盗塁した際に左肩を負傷。グラウンドに倒れ込み、苦悶の表情を見せた。
それでも大谷は第5戦まで強行出場。打席では左肩を気にするそぶりも見られたが、第4戦では中前打をマーク。走塁時にはユニホームの首元を掴むなど、患部への負担を最小限にしながら戦い抜いた。
第2戦の試合後、ロバーツ監督は「軽い亜脱臼だ」(little subluxation)と説明していたが、今回は脱臼(left shoulder dislocation)と発表され、関節唇を損傷していたことが明らかとなった。
米スポーツ局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は、球団が手術を発表し、「当初ドジャースが左肩の軽度の脱臼と説明した時、関節唇を損傷していた」とX(旧ツイッター)に投稿。元米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のライターで全米野球記者協会メンバーのカイル・グレイザー記者も「ドジャースが当初説明したような軽度の脱臼ではなかった」と驚きをもって伝えた。
2023年9月に右ひじ尺骨側副じん帯の手術を行ってから1年、またも手術となった。スプリングトレーニングには間に合うとされており、今オフはしっかりと体を休めたい。(Full-Count編集部)