昨季サイ・ヤング賞に輝いたヤンキースのG・コール投手が契約を破棄したと2日(日本時間3日)、米メディアが報じた。
米スポーツ専門局「ESPN」のJ・パッサン記者は「ヤンキースのエース、コールが契約を破棄した。ヤンキースは日曜日(時間は未定)までにコールの契約に残っていた4年1億4400万ドル(約219億円)の契約に1年3600万ドル(約55億円)を追加することでこのオプトアウトを無効にすることができる」と自身のX(旧ツイッター)で伝えた。
19年オフに9年3億2400万ドル(約347億円=契約当時のレート)で入団したコールは移籍4年目の昨季、33試合で15勝4敗、防御率2・63で自身初のサイ・ヤング賞を受賞。今季は右肘痛で出遅れたが17試合で8勝5敗、防御率3・41。ドジャースとのワールドシリーズでも2試合に先発し、大谷翔平投手らを最後まで苦しめた通算153勝右腕だ。契約は28年まで残っていたが、去就に注目が集まる。
また、A・リゾ内野手とは年俸1700万ドル(約26億円)になる来季契約のオプションを破棄したことを球団が発表した。今季は6月に右手を骨折するなど92試合で打率2割2分8厘、8本塁打、35打点と低調に終わった。
09年以来15年ぶりのア・リーグ優勝を果たした名門だが、ドジャースとのワールドシリーズでは1勝4敗で敗退。世界一を逃した。今オフは今季41本塁打、109打点のJ・ソト外野手らもFAとなっている。