「ワールドシリーズ、ヤンキース−ドジャース」(29日、ニューヨーク)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が初回の守備で激高する場面があった。
初回先頭、トーレスの打球が右翼ファウルゾーンに上がった。ベッツはフェンス際でジャンプして捕球したが、スタンドにいたヤンキースファンが左手をつかみ、グラブからボールを取り出す暴挙に出た。
これにはベッツも激高し、にらみつけた。審判団が慌ててかけつけ、ボールは落ちたが記録はフライアウトに。その後、ファンは警備員に連れられていった。
3連敗となって後がないヤンキース。第3戦では4点ビハインドの終盤に内野からバックネット裏にかけて空席が目立つ状況なっていた。ワールドシリーズで開幕3連敗を喫したケースは過去に3度あったが、いずれもスイープされているという不吉なデータも残る。ファンのフラストレーションもたまっている中、まさかの暴挙だった。