[画像] 国政監査に出席したNewJeans・ハニを“パロディ化”でバカにした?韓国風刺バラエティに賛否両論

韓国国会の国政監査に出席したNewJeansのハニ、アジア人女性初のノーベル文学賞に輝いたハン・ガン氏を韓国バラエティ番組が“パロディ”して物議を醸している。

【写真】国政監査に出席したハニ

10月19日に公開されたCoupang Playのバラエティ番組『SNLコリア シーズン6』では、ハニの国政監査出席をパロディ化したコーナーが披露された。

同コーナーでは女優チ・イェウンがハニ役を、俳優キム・ウィソンが国政監査途中にハニと自撮りをしたハンファオーシャンの社長役を演じた。

チ・イェウンは、ハニが松田聖子の『青い珊瑚礁』を披露した際のステージ衣装を着用し、当時の髪型を模したかつらを被って登場。多少たどたどしさの残るハニの韓国語の発音を真似しながら、「私が職場内いじめにあって出席することになった」と話した。

この映像が公開されると、ネット上では「外国人のたどたどしい発音を真似してパロディ化するのは人種差別だ」という指摘が浮上した。

(写真=『SNLコリア シーズン6』)
(写真提供=OSEN)NewJeans・ハニ

また、女優キム・アヨンはノーベル文学賞を受賞したハン・ガン氏をパロディ化した人物を演じ、やはり非難を浴びている。

キム・アヨンは目をほとんど瞑った状態で、前屈みの姿勢で椅子に座り、「受賞の連絡を受けて最初は驚き、電話を切ってからは現実感と感動が感じられた」と、ハン・ガン氏のノーベル賞受賞の感想を真似した。

『SNLコリア シーズン6』は同場面で観客の笑い声を強調した。これに対し視聴者は「ハン・ガン氏の容貌を笑いの素材にした」とし、“一線を越えた”と指摘した。

(写真=『SNLコリア シーズン6』)

何より、ハン・ガン氏とハニを風刺した『SNLコリア シーズン6』には、「風刺ではなく侮辱だ」「パロディは風刺が土台にならなければならないが、これはただ単純なパロディ化だ」と激しい批判が寄せられている。

一方で、一部では「話題になった人物を単純にパロディしたもの」「過敏反応だ」など、『SNLコリア シーズン6』のパロディに問題がないという反応もある。『SNLコリア』は忖度のない社会風刺とパロディコントで人気を博す番組として知られている。

なお、ハニは10月15日に行われた国会の環境労働委員会による雇用労働部・経済社会労働委員会の総合国政監査に、参考人として出席していた。

◇ハニ プロフィール

2004年10月6日生まれ。本名ハニ・ファム。両親はベトナム人で、幼少期をオーストラリアで過ごしたため二重国籍を持つ。それでいて韓国語と英語も堪能。2022年7月にNewJeansとしてデビューする以前は、メンバーのミンジと共にBTSの楽曲『Permission to Dance』のミュージックビデオに出演。現在はGUCCIとARMANIのグローバルアンバサダーを務めている。