[画像] 機内のすべての旅客向けモニターでR指定映画が上映される不具合が発生



2024年10月6日のカンタス航空・シドニー発羽田行きQF59便において、乗客の座席モニターに不具合が発生した結果、年齢制限付きのR指定映画が上映されてしまう事態が発生しました。この事態を受けカンタス航空は上映の経緯について調査を実施するとともに、当該便に搭乗した乗客に対して謝罪しています。

Qantas apologizes after explicit movie airs on every screen on Sydney-Tokyo flight

https://www.nbcnews.com/news/world/qantas-apologizes-explicit-movie-airs-every-screen-sydney-tokyo-flight-rcna174432



Airline apologizes after sexually explicit movie airs on every screen during international flight - CBS News

https://www.cbsnews.com/news/qantas-apologizes-explicit-movie-daddio-every-screen-flight/

Airline apologizes after explicit movie airs during flight - NBC New York

https://www.nbcnewyork.com/news/national-international/qantas-apologizes-after-explicit-movie-airs-on-every-screen-during-sydney-tokyo-flight/5867037/

カンタス航空によると、2024年10月6日のQF59便では本来乗客自身が画面を操作して上映したいコンテンツを選択できるはずの旅客用モニター画面に不具合が発生したため、全スクリーンに乗務員が選択した映画が一斉に上映されることになりました。

上映する映画を決めるため、乗務員は一部の乗客に対しアンケートを実施。その結果、2023年公開の「Daddio」が選ばれたとのこと。「Daddio」には露骨な性的描写が含まれており、17歳未満の未成年者が視聴する際には保護者の同伴を義務付ける「R指定」を受けていることで知られています。



アンケートの結果「Daddio」はおよそ1時間にわたり全乗客の個人用モニターで上映されました。これを受けて、一部の乗客は「カンタス航空が上映した映画は非常に不適切でした。にもかかわらず、上映を一時停止することも、画面を消灯することもできませんでした」と報告しています。

上映開始からおよそ1時間後、モニターに映し出される映画は子ども向けのコンテンツに切り替えられました。しかし、乗客は「子ども向けの映画に切り替えられるまでの間、家族や子ども連れの乗客にとっては非常に不快な時間となったでしょう」と批判しました。

Posts from the qantasairways
community on Reddit


こうした事態を受けてカンタス航空の広報担当者は「この映画は、全モニターで上映するには明らかにふさわしくありませんでした。今回の体験をされたお客様に対し心からお詫び申し上げます」「フライトの残りの部分では、全スクリーンでファミリー向け映画が上映されました。これが、モニターの不具合で乗客個人が見たい映画を選択できないケースにおける標準的な方法です」と述べています。

また、カンタス航空は「私たちは、映画がどのように選ばれたかを見直しています」と伝えています。

◆フォーラム開設中

本記事に関連するフォーラムをGIGAZINE公式Discordサーバーに設置しました。誰でも自由に書き込めるので、どしどしコメントしてください!Discordアカウントを持っていない場合は、アカウント作成手順解説記事を参考にアカウントを作成してみてください!

• Discord | "飛行機の座席モニターではどんなコンテンツを見てる?" | GIGAZINE(ギガジン)

https://discord.com/channels/1037961069903216680/1293502806006956032