きょうのドル円は買い優勢の展開が見られており、146円台を回復。自民党総裁選後の下げを完全に取り戻し、リバウンド相場の流れに復帰する展開が見られている。2つの追い風がドル円を下支えしているようだ。

 1つは、総裁選前は日銀の利上げ姿勢を支持していたと考えられていた石破首相が「現在は追加利上げするような環境にない」と否定的な見解に変化したこと。そして2つ目は、パウエルFRB議長が週初の講演で緩やかな利下げペースを強調し、11月の大幅利下げ期待が後退していることでドル買いの動きが出ていることが挙げられる。

 目先は総裁選投票直前に付けていた146.50円の水準が上値メドとして意識される。

USD/JPY 146.06 EUR/JPY 161.26
GBP/JPY 193.69 AUD/JPY 100.53

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美