“実の妹”が突然音信不通に…「情報が漏れる可能性」を恐れていた、まさかの理由

振り回され続けている牧野さんは、両親から妹の新たな連絡先を聞いて電話をしたそうだ。そして、どんな仕事をしているのか聞き出すと、意外な答えが返ってきたとか。

「実は、会社は2年前に辞めて、芸能事務所に所属し地下アイドルのような仕事をしていたそうなんです。アイドルとしては売れなかったが、声や仕草が可愛いからと前職で知り合ったIT企業の社長からVTuberとしてスカウトされたとか。顔を隠して活動したら、意外にも人気になりかなりの稼ぎがあるそうです。ブランド品も、VTuberとして稼いだお金で買ったものと説明してくれました。両親には、VTuberと説明しても訳が分からないだろうから会社員と伝えたと言うんです。本人は身バレが怖かったから、家族から情報が漏れる可能性も考え、連絡をしていなかったと説明しました」

◆絶対に公言しないでほしいと釘を差された

意外な理由で、家族との連絡を遮断していた牧野さんの妹。ただ仕事は順調なようで、これから大々的に売り出すということで、VTuberとしての仕事を絶対に公言しないでほしいと釘を差されたそうだ。

「今のところ、妹がVTuberだと知っているのは、IT企業の社長と自分だけ。両親にも絶対に言わないでほしいと、きつく言われました。ただ、伝えないわけにはいかず、両親には自分から説明したのですがいまいち理解していなかった。そんな中、妹と連絡した数週間後にスマホの番号がまた変わり、インスタのアカウントも削除されていた。LINEも勿論繋がりませんし、今度は完全に音信不通になった。妹の周りでは、身バレして職を失ったVTuberが多いようで、家族も信用できないと言うことなんでしょうね」

ちなみに、現在でも妹とは連絡がつかず、牧野さんは両親に何かあれば向こうから連絡があるから詮索しなくていいと告げたそうだ。人気が高いVTuberだが身バレはご法度。家族にも仕事を伝えられないというVTuberは、意外に多いのかもしれない。

＜TEXT／高橋マナブ＞

【高橋マナブ】
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている