[画像] 裸で竹に抱きつく水原希子に騒然。美しいけど危うい“スピリチュアルの方向性”/2024年8月トップ5

 女子SPA!で2024年8月に公開された記事のなかから、ランキングトップ5入りした記事を紹介します。(初公開日は2024年8月3日 記事は公開時の状況)

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7月31日、モデルの水原希子がInstagramにアップした写真に、ネットが騒然としています。竹林のなか、一糸まとわぬ姿で竹に抱きつくショットは本当に美しく、「妖精みたい」などの賛辞と14万いいね!が集まっています。

一方で、「きこちゃん応援してるけど、裸にならなくていいんだよ」「方向性、違くない?」と、“脱ぎすぎ”を心配するファンのコメントもありました。

◆「愛と調和に満ちた縄文時代に戻ろう」

このショットは、水原希子が今年2月に立ち上げたコスメブランド「kiiks(キークス)」が発売した竹水フェイスミストを紹介するもの。「製品は全て自然由来で、ひとつひとつ手作り。自分にも地球にも気持ち良い商品作りを目指します」(kiiks公式サイトより)ということで、自然や宇宙に関心が高い彼女らしいコンセプトです。

ただ、ちょっと気になるワードが。それは「縄文時代」。ブランド公式サイトには、水原希子の写真と共に、こう書かれています。

「縄文時代は約一万年にわたり、愛と自然との調和の中で続き、最も愛に満ちた時代だと言われています」

「自然から多くの知恵を得て生きてきた縄文時代の人々のように、自然との調和と共存を目指しています」

「私たち自身も、この大自然の一部であり、縄文時代から山や海の恵みを頂き里山を育ててきたはずです……kiiksではこの大自然の流れに沿った物作りを目指しています」

Kiiksのコンセプトは、「縄文に戻ろう」ということらしいのです。全裸なのは、過激やエロスではなく、縄文人文脈なんですね。今回、多くのメディアが竹林ヌードを取り上げましたが、「縄文」には誰も気づかなかったようです。

◆縄文=ユートピア説はまちがいかも

スピリチュアルやオカルトに詳しい人なら、ここでピンと来たでしょう。

「“縄文カルト”が、また勢いを増しているのです。農耕が伝わる前の縄文時代は、闘いがないユートピアで、本来の日本人の姿であり、縄文に戻るべきだ――という思想は、戦後くりかえしハマる人が出現しました」(スピリチュアルに詳しいライター)

ところが近年、縄文時代の人骨に斧などで穴をあけられた例がいくつも見つかっていて、2024年には東京大学からも縄文の殺傷人骨についての論文が発表されています。つまり、縄文時代は殺し合いのないユートピアという説に疑問が出ているのです。

◆また勢いを増している“縄文カルト”

水原希子は、まだ「縄文ユートピア説」で止まっているのでしょうか? Instagramを見ると、商品開発のために函館市縄文文化交流センターに行ったとか、かなり縄文好きな様子です。

スピリチュアルが好きな女性芸能人は多いので、いまの程度なら別にいいのでしょうが、「水原さんが今後、“縄文カルト”に突っ込んでいかないといいですね。縄文好きが、ネトウヨや陰謀論やオカルトに結びついてしまう人は少なくないのです。朝鮮半島に渡った縄文人が韓国朝鮮人の祖先だとか、土偶は宇宙人の姿だとか…」(同)

もし縄文カルトに興味があれば、政治学者の中島岳志氏が連載している「縄文 ナショナリズムとスピリチュアリズム」(太田出版のWebマガジン「ohtabookstand」)がとても面白く、もうじき本になる予定とか。

美しくてカッコいい希子ちゃん、ハマりすぎないよう気をつけて!

<文/女子SPA!編集部>

【女子SPA!編集部】
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