--その恥ずかしがる反応を見たいんです。

石田:普通に脱いでいるから「これでいいのかな?」という不安やソワソワする感じがあり、緊張しすぎて冷静な自分がどこかに飛んでいってしまいました(笑)。

--デビュー作の評判はどうですか?

石田:どうなんでしょう? 見ている方がどう感じているかは分からないですが、私としてはやれるだけのことはやり切ったと思っています。

--アイドル時代は「清楚であるべき」と言っていましたが、アイドル時代と違いセクシ一女優は個性が必要なので、そこは意識していますか?

石田:これまではセンターでも後ろでも、笑顔でやり切りたいと思っていたんです。仮にセンタ―をやらせてもらうことになった場合、求められていることなので嬉しかったです。ただ、がむしゃらにセンターになりたいというわけではなかったんです。でも、アイドル時代とは違い、セクシー女優は個々の活動だから、より個性が大事だと聞いて「確かに!」と思いました。

--アイドルは「かわいい」という価値観が一番だと思うんです。そこにプラスアルファが必要になるのがセクシー女優なんですよ。

石田:私がアイドルを経て大事にしている個性というものは、作るというよりも、その人に本来に備わっているものが、より私らしい個性だと感じているので、セクシー女優の世界は裸でもあるし、本当にありのままのまっさらな石田佳蓮を意識しています。

--セクシー業界だからこそやりたいことはありますか?

石田:自分自身の性の解放です。多分リアルでは一生経験しないことが待っていると思うので、そこは楽しみです。

--いまはセクシー女優もアイドル活動をやっているので、再びアイドル活動もしたいですか?

石田:アイドルは2015年10月31日で燃え尽きました。そこから新しくアイドルというべージを人生に刻みたくなくて、本当にあの時だからこそ素敵な経験をさせてもらったと思うので、アイドル「石田佳蓮」の歴史には幕を閉じました。

--分かりました。今回はかなり濃いインタビューができて満足です。では、最後に読者へメッセージをお願いします。

石田:私がこうしたいと思っていることを受け入れて、セクシー女優になっても応援してくれるこれまでのファン様も、私を新しく知ってくださったみなさまも、私にとっては同じファン様なので、一緒に頑張っていきたいと思います。今後の抱負はやり切ることなので、応援よろしくお願いします!

【石田佳蓮】
X(旧Twitter):@ishida_karen_

<取材・文・撮影/神楽坂文人>

【神楽坂文人】
世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji