17日、国際バレーボール連盟(FIVB)が2024年~2028年が任期となるFIVBアスリート委員会の候補者15名を発表した。その候補者の中に、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の東京グレートベアーズに所属するアウトサイドヒッターの柳田将洋も名前を連ねている。
FIVBアスリート委員会は、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの際に正式に発足し、選手によって選出された5名、FIVB管理委員会によって任命された5名の計10名のメンバーで構成されている。
柳田を含め15名が立候補した今回、投票権を持つ選手(18歳以上でFIVB 競技会に登録されている現役選手かつ選挙に先立つ 8 年間にFIVB競技に登録された現役選手)による選挙投票は、16日~30日までの期間となっている。投票者は、バレーボール、ビーチバレーボール毎、男女別に候補者の中から1名の計4名を選び、当選者が確定される。最後の5人目の当選者については、種目及び性別関係なく、残りの候補者の中で、最多得票の候補者が当選する。
バレーボール男子の候補者は6名で、イタリアのシモーネ・アンザーニ(32)や、ベルギーのサム・デロー(32)、イランのミラド・エバディプール(30)、ロシアのマキシム・ミハイロフ(36)、ポーランドのピョートル・ガチェク(45)、そして日本の柳田将洋(32)だ。一方、女子の候補者はアルジェリアのゾーラ・ベンサレム(34)、アメリカのジョーダン・ラーソン(37)、カメルーンのヴィクトワール・ゴン・ンタメ(38)、そしてタイのヌットサラ・トムコム(39)の4名となっている。
ビーチバレーでの候補者は、男子は1名のみで、カナダのジョシュ・ビンストック(43)、女子は4名でオーストラリアのルイーズ・ボーデン(43)、エジプトのドア・エルゴバシ(27)、ドイツのサンドラ・イットリンガー(30)、オランダのマドレイン・メッペリンク(33)が立候補している。
各国の現代表や元代表選手など、この名だたる15名の中から、FIVBアスリート委員としてこれからの4年間の世界のバレーボール運営を担う5名が選ばれることになる。日本バレーボール協会(JVA)でアスリート委員長を務めている柳田が、今後FIVBでも活躍する未来も遠くないかもしれない。ひとまず、今回の選挙結果に注目していきたい。