[画像] 中国外交部「いかなる違法な暴力行為も絶対に許さない」

中国外交部「いかなる違法な暴力行為も絶対に許さない」

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京9月20日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で、在広州日本総領事館が広東省深圳市で登校中に刺された男児が18日に死亡したと明らかにしたことについて、男児の死去に哀悼の意を表すとともに、中国政府はいかなる違法な暴力行為も絶対に許さないとし、中国は有効な措置を講じて国内にいる全ての外国人の安全を保障すると表明した。

 林氏は次のように述べた。中国はこのような不幸な事件に遺憾の意と深い悲しみを表明する。男児の死去に哀悼の意を表し、遺族にお見舞いを申し上げる。

 男児は日本国籍で、父親が日本国籍、母親が中国国籍だ。男児は襲われた後、直ちに病院に搬送され、広東省が手配した専門家により懸命な治療が行われた。中国は今後、遺族に対し必要な支援を行う。

 事件は現在も調査が進められており、中国の関係部門が法に基づき処理する。現在把握している状況では、これは個別の事件である。中国は法治国家であり、中国政府はいかなる違法な暴力行為も絶対に許さず、法に従って事件を調査し、犯罪者を処罰する。

 中日双方は今回の事件について意思疎通を続けている。われわれは常に日本を含む各国の人々が中国で観光や学習、ビジネス、生活することを歓迎している。われわれは個別の事件が中日両国間の往来と協力に影響を与えることはないと信じている。