[画像] 【神戸新聞杯】ウエストナウ 過去一の仕上がり 佐々木師「大物の可能性もある。楽しみしかない」

 「神戸新聞杯・G2」(22日、中京)

 過去イチの仕上げだ。京都新聞杯以来、4カ月半ぶりとなるウエストナウ。栗東坂路を楽々と駆け上がり、4F52秒6−38秒1−12秒2をマークした。佐々木師は「予定通り。やればもっと走るけどね。手前も変えてシュッと伸びた。これでもまだまだ余裕があるから」と笑顔。春と比較して、「体質が弱かったのが強くなった。今回は断トツでいいよ」と成長ぶりに目を細めた。

 既走馬相手のデビュー戦を好タイムで勝ち上がり、続く京都新聞杯は物見して大きく外へ逃避しながら2着と、キャリアわずか2戦ながら力を誇示する。初の中京にも「手前の変え方から左回りは絶対にうまい」と自信を示し、「大物の可能性もある。楽しみしかない」と大きくうなずく。

 父はダービー馬キズナ。その管理トレーナーとあって、扱いは手慣れたものだ。「勝負根性がいいし、性格がキズナに似ている。“キズナ新聞杯”だからね。老舗が勝たないと」。キズナ産駒7頭が出走する菊花賞トライアルを全力で獲りにいく。