[画像] 【桐生ボート PG1ヤングダービー】中尾彰宏の“イイ値”は仲道大輔 “変身の転機”パンチパーマは永遠

 ボートレース桐生のプレミアムG1「第11回ヤングダービー」は3日目を迎える。中尾彰宏記者の「超イイ値」は仲道大輔に注目した。

 ファンの声援を力に変えて、自分との闘いに打ち勝った。仲道はF2ながら2日目3Rでインからコンマ16のトップスタートを決めて、初日のドリーム戦を制した関らを相手に堂々と逃げ切った。

 「メンバーを見た時に自分がスタートを行けるかだと思った。壁は高い方が越えたときの達成感がデカい。F2でG1初勝利できたのは今後に生きてくる。壁が高かった分、思い出に残る」と力強く振り返った。

 いつも以上に強い気持ちでレースに臨めた背景にはファンの後押しが大きい。初戦となった初日6Rのスタート展示前には激しい雷雨のため一時中断を挟んだ。「土砂降りの中でも“頑張れ”という声が聞こえて、それが残っている。F2だからといって弱気なレースはできないと思った」。勝利という最高の恩返しをしてみせた。

 デビュー4年目の今期はA1級に初昇格。代名詞のパンチパーマにしたことが選手としての転機になったという。「何かを変えようと思ってこの髪形にした直後の22年6月の大村で西山貴浩さんに出会って、チルト0・5度の伸び型を教えてもらった。それが伸び型をやるようになった原点。この髪形にして人生が変わったので、髪がなくなるまで続けようと思う」とおどけた。順調に成長を続ける男に3日目も期待する。

 【中尾の買い目】6Rは4コースカドから自在に突破。<4><1>、<4><6>流し。12Rは3コースから全速強襲。<3><4>、<3><5>流し。

 ◇中尾 彰宏(なかお・あきひろ)1990年(平2)11月25日生まれの33歳。大学時代、腰に届くまで髪を伸ばしてみたが特に何も変わらなかった。