[画像] パリ五輪3冠の岡慎之助 報奨金は合計2000万円超えに「もっと体操界盛り上げる」体操協会が“加算”をフライング発表

 日本体操協会は19日、都内でパリ五輪の祝勝会を開催し、2大会ぶりの金メダルに輝いた男子団体メンバーら日本代表が出席した。日本協会からの報奨金は規定で金メダルで50万円となっているが、藤田直志会長は目録授与の際、さらに特別報奨金として金メダル1個につき100万円を加算する方針であることを明かした。正式には20日の理事会で確定するものの、異例のフライング発表により、男子で3冠を達成した岡慎之助(徳洲会)は銅メダル1個分も合わせて特別報奨金310万円が加算され、計480万円となる見通しとなった。

 さらに、金メダル1個につき500万円の日本オリンピック委員会(JOC)からの報奨金も合わせれば、合計2080万円となる。岡は壇上で「もっともっと頑張らないといけない。もっと結果を残して、体操界を盛り上げないといけない」と、体操界の新たな顔としての使命感を強調。大きな達成感を手にしつつも「燃え尽きない。出られる試合は全部出たい。20歳なので寝たら(疲れは)治る」とフル回転を予告し、「金メダルを3つ取ったが、まだ足りない。取れるなら全部取りたい」とぶち上げた。

 また、東京五輪男子個人総合金メダルで、パリでの2連覇を逃した橋本大輝(セントラルスポーツ)は、4年後のロス五輪を目指すことを初めて明言。雪辱を期すエースは「体も良くなってきて、もう一度五輪に出たい強い気持ちをこの1カ月で思い出せた。隣に世界王者(岡)がいるが、金メダルを奪取したい」と力を込めた。