[画像] 人気急落「小泉進次郎」が窮地で、推薦人議員が思わず漏らした言葉《3位陥落衝撃データ》

高市氏の急上昇で

「ヤバイ、このままでは決選投票にも残れないんじゃないか」と真っ青な顔で話すのは、自民党総裁選で小泉進次郎氏の推薦人となっているX議員だ。

9月27日に決まる、自民党の次期総裁。「最も総理の椅子に近い」という「大本命」の小泉氏がここにきて「失速」しつつある。9月6日の出馬会見では「決着をつける。1年以内に改革を断行」と歯切れのいい言葉を発した小泉氏は、その後、銀座、横浜で街頭演説を行うと黒山の人だかりで「圧勝」かとみられてきた。

だが日本テレビが総裁選で投票の権利を有する、自民党員限定の世論調査を9月12日に実施したところ(カッコ内は前回9月3、4日実施)

石破茂氏 25% (28)

高市早苗氏 22% (17)

小泉進次郎氏 19% (22)

上川陽子氏 9% (7)

小林鷹之氏 5% (5)

林芳正氏 5% (4)

河野太郎氏 3% (3)

茂木敏允氏 3% (2)

加藤勝信氏 1% (2)

決めていない 9% (10)

という結果が出て、小泉氏は3位。また読売新聞が9月16日に実施した自民党員・党友1500人への調査でも、これまた石破氏26%、高市氏25%、小泉氏16%と3位にとどまった。

石破茂氏に肉薄するどころか、推薦人集めに苦労し、総裁選直前、12日に出馬会見したばかりの上川陽子外相にも迫られている格好だ。

小泉氏の出馬会見で「知的レベルの低さで恥をかくのではないか」と厳しい質問が飛んだが、

「あの質問が現実のようになりつつある」(X議員)

応援団は裏金議員

9月12日、テレビ朝日の番組で、派閥などについて司会者から

「小泉さんは菅さん(元首相)が後ろで支援してると言われてます。菅さんを慕う派閥のような形になってないか?」

と問われた小泉氏は

「菅さんであろうと、誰であろうと、選挙になったら応援してくれたら一番ありがたい。誰でも応援してほしいです」

と述べている。

総裁選の一つの争点は、自民党の裏金議員に対する再調査や旧統一教会との関係を持っていた議員への対応だ。9月17日の朝日新聞は一面で2013年の参議院選挙直前で安倍晋三元首相が萩生田光一前政調会長と岸信夫元防衛相を伴って、旧統一教会幹部と面会していた様子を、写真入りで報じた。

「小泉氏の応援団は、30人以上います。中には、裏金議員や旧統一教会と関係があった議員がいます。それに配慮した発言でしょうが、『誰でもいい』というのは裏金議員や旧統一教会を容認ととられます。SNSでもそのような指摘が多くみられ、トレンドにまであがった。小泉氏の弱点、台本や想定問答がない質問にクリアに答えられないことが露呈した」

とX議員は頭を抱える。

小泉氏には、菅義偉元首相だけではなく、裏金議員の筆頭でもある、萩生田氏や、二階派事務総長で、国会の政倫審で裏金の弁明に追われた、武田良太氏も支援にまわっており、気を使ったのではないかとみられる。

9月14日の日本記者クラブでの総裁選討論会でも、日本と中国との関係を聞かれた小泉氏は

「父が元首相で、行くリスクがある。台湾には行ったことがあります。中国には行ったことがない」

と答えている。

日中共同声明は《台湾が中国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中国政府の立場を十分理解し、尊重する》と謳う。台湾は国際的にも重要なポジションにあることは誰もが認めるが、「台湾有事」という言葉がすっかり定着しつつある中で、中国を刺激する発言は、クビをかしげるむきも多い。

あの「爆弾質問ジャーナリスト」の意見

「中国に行くリスクがあり、しかし台湾には行ったという言い方は誤解される。中国が悪者のようなイメージを与えかねない。総裁の座を目指すにはバランスが必要だ。それに小泉氏は台湾をことさら熱心にサポートしているわけではなく、外交バランスのなさととられかねない」

こう話すのは、石破氏を支援するZ議員だ。

また、総裁になれば早々に解散総選挙で「信を問う」とする小泉氏だが、14日の討論会で、「何を基準に国民は選んだらいいのか」とした読売新聞の橋本五郎氏にこう問われた。

「せめて与野党の論戦があって、新しい総理大臣はこういう態度で国政運営しようとしているのだなと。それをわからずして、ただ選挙で選べというのはどうか。解散総選挙、予算委員会を開いてやるのか?」

だが小泉氏はこう答えた。

「今、10月27日に総裁選終わったその日に解散するかのように言ってるが、それはできないんです。何故ならその後に首班指名を受けて……」

総裁の座についた後のことを質問しているのは明らかで、「そんなことはわかっている」と会場から声があがった。

「場にあわせた受け答えができない。この会見で、小泉氏は『史上最長の総裁選』と発言して理解を求めているが、数時間長くなっただけ。ある意味

攻撃される数も増える。小泉氏は自身が総裁選に出馬するのははじめてのこと。石破氏や高市氏、河野氏ら経験者はさすがに心得ている。圧倒的な人気が急降下し、このまま逃げ切れるだろうか」(X議員)

9月6日の出馬会見で、「小泉さんがこの先、首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと、皆さん心配しております」と質問したジャーナリスト・田中龍作氏が語る。

「総裁選がはじまって1週間ほどで、中身がないことがバレてきているように感じます。記者会見でもずっと、原稿をみながらしゃべっていましたからね。討論会でも、私が見る限り、質問に真正面から回答せず、抽象論でかわそうとしている。本命候補だから集中的に他の候補から攻められる。この包囲網を突破できるでしょうか」

今後、さらなる「小泉包囲網」が敷かれる中、小泉氏は沈むのがそれとも再浮上するのか?

小泉進次郎はもうおしまいだ…総裁選で大失速!TVや討論会で多くの国民を失望させた「迷言」「無能ぶり」