2024明治安田J1リーグ第29節(延期分)が18日に行われ、名古屋グランパスとアルビレックス新潟が対戦した。
ここまで29試合を消化し、11勝4分14敗の成績で14位につけている名古屋。直近5試合も2勝3敗と不安定な戦いが続いており、前節はFC東京に1−4の大敗を喫した。対する新潟はここまで10勝9分10敗という成績を残し、10位につけている。直近では6戦無敗と好調を維持しており、前節も湘南ベルマーレに3−1の勝利を収めている。2試合ぶりの白星を目指す名古屋と連勝を狙う新潟。果たしてどちらに軍配が上がるだろうか。
序盤はホームの名古屋が主導権を握る。3分、三國ケネディエブスのロングフィードを起点に右CKを獲得すると、徳元悠平のクロスから和泉竜司のヘディングシュートが枠を捉えるも、新潟のGK小島亨介が好セーブ。15分には敵陣内でルーズボールを拾った徳元悠平が左サイドのスペースに展開し、パスを受けた森島司が左足で絶妙なクロスを供給。ファーサイドから走り込んだ野上結貴がヘディングシュートを叩き込み、名古屋が先制に成功した。
リードを奪った名古屋は32分にも決定機。新潟のGK小島の縦パスをインターセプトした徳元がドリブルでボックス内に侵入し、左の森島へラストパス。しかし、至近距離から放たれたシュートは距離を詰めたGK小島にブロックされる。一方の新潟も徐々に盛り返し、35分に長倉幹樹が巧みな動き出しでボックス内へ侵入するも、体勢を崩してフィニッシュまで持ち込むことができない。
すると44分、名古屋はピッチ中央付近でボールを奪い、椎橋慧也が素早く相手DFラインの背後へスルーパスを供給。抜け出した永井謙佑がネットを揺らし、前半でリードを2点に広げた。
後半は拮抗した展開が続く。72分、2点ビハインドの新潟は右サイドで起点を作り、宮本英治がボックス内にラストパスを送る。走り込んできた長倉が相手DFを背負い、反転からシュートを放ったが上手くミートすることができない。対する名古屋は78分、自陣でボールを奪って素早く右サイドへ展開すると、ドリブルで持ち上がった菊地泰智がボックス手前から左足でシュート。美しい弧を描いたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、リードを3点に広げた。菊地は嬉しいプロ初ゴールとなっている。
90分には新潟が波状攻撃を見せ、ボックス内の長倉と小野裕二が立て続けにシュートを放ったが、GKミッチェル・ランゲラックが好セーブを連発し、追撃の1点を与えない。試合はこのまま終了し、名古屋が2試合ぶりの白星を飾った。対する新潟は7試合ぶりの黒星となっている。両チームの次戦は22日に控える第31節。名古屋は川崎フロンターレと、新潟はヴィッセル神戸といずれもホームで対戦する。
【スコア】
名古屋グランパス 3−0 アルビレックス新潟
【得点者】
1−0 15分 野上結貴(名古屋グランパス)
2−0 44分 永井謙佑(名古屋グランパス)
3−0 78分 菊地泰智(名古屋グランパス)
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