東京ドームの始球式に登場した警視総監
東京ドームで行われた巨人―中日戦の試合前、突如グラウンドで展開された“警察出動”でスタンドと選手に緊張が走った。16日にセレモニアルピッチのマウンドに立ったのは、警視庁トップの緒方禎己警視総監。どよめくスタンドと背筋を伸ばす選手たちの姿にファンからは「岡林がめちゃめちゃ恐縮してる」「全ての所作が美しい」とコメントが集まった。
敬老の日に合わせた登板は、お年寄りを狙った電話による詐欺などの被害防止をPRするため。名前をコールされた緒方総監は、ビシッと三方に向かって敬礼してからマウンドへ。スタンドのどよめきが収まらない中、ラインをまたぐ前に深々と一礼。中日の1番打者、岡林勇希外野手を打席に迎え、世紀のマウンドで大きく振りかぶっての投球は、ワンバウンドで捕手のミットへ収まった。
再び四方に敬礼して、マウンドを降りた緒方総監。異例だらけの展開に、X(旧ツイッター)上にはファンから様々な声が上がった。
「岡林がめちゃめちゃ恐縮してる」
「構えやフォームが経験者って感じやね」
「アイドルより、厳粛な雰囲気で良かった」
「緒方耕一と吉村禎章と槙原寛己を彷彿とさせるお名前」
「人の上に立つと言うのはこういう人」
「全ての所作が美しい」
「お行儀の良い始球式」
「投球フォームが桑田真澄2軍監督っぽい」
「背中ピンとしすぎ 歩き方シャキシャキしててやっぱかっこいい」
また、制帽をかぶっての投球に「あの帽子を被って投げるのは難しい」という声もあった。
(THE ANSWER編集部)