現在バルセロナは開幕5連勝を飾り、ラ・リーガで単独首位に立っている。そのチームのエースであり大黒柱役を担う36歳のロベルト・レヴァンドフスキは5試合で4ゴールを決め、今なお自身が世界屈指のストライカーであることを世界に知らしめた。
レヴァンドフスキがプロとなって18年目が経とうとしているが、デビューした2006-2007年シーズンから現代にかけてサッカー界が大きく変化していることに懸念を示し、SNS社会の中で若い選手たちが大きなストレスを抱えていることを『New York Times』とのインタビューで語った。
レヴァンドフスキにとって何よりも優先されるべきものは自身の子供であるとし、ファンとの交流についてなど多くの「家族ルール」を取り決めていることを明かした。そして、「子供たちが異常な状況下で生活している」と現代のサッカー界には多くの課題があると考えているようだ。
「ソーシャルメディアが存在しなかった時代を覚えているよ。現代では3000万人以上のフォロワーを持つ彼ら(リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドら)のように、強いメンタルを維持することが成功の鍵になっている」
「我々はアスリートだが、結局のところは人間だ。特に今はインターネット上で、面と向かわずにコメントを投げかけることが簡単にできる時代になっている」
多くの注目を浴びて様々な言葉が投げかけられ、20年前より多くの試合をこなさなければならない時代の中で選手たちは心身ともにより大きな負荷がかかるようになった。
「今のままではソーシャルメディアによる心理的負荷や試合数の増加による肉体的負荷が原因で、若い選手たちが10年以上という期間でトップレベルのパフォーマンスを保つことを期待するのは難しくなるだろう」
特にレヴァンドフスキが所属するバルセロナでは、17歳のパウ・クバルシやラミン・ヤマル、20歳のアレハンドロ・バルデといった選手たちがチームの主力を担っている。彼らのような未来ある選手たちのキャリアを如何に守るかが、サッカー界の課題とする必要があるとレヴァンドフスキは訴えかけた。
PCMAX
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