プレミアリーグ第4節が14日に行われ、ボーンマスとチェルシーが対戦した。
今夏にエンツォ・マレスカ新監督を迎えたチェルシー。開幕節ではマンチェスター・シティに敗れたものの、続く第2節ではウルヴァーハンプトンに6−2で快勝。しかし、連勝を目指した前節はリードを生かせず、クリスタル・パレスとドローに終わった。2勝目を目指す今節の対戦相手はアンドニ・イラオラ体制2年目を迎えたボーンマス。前節はエヴァートンに2点を先行されたものの、87分から3得点を奪う驚異的な粘りを見せ、今シーズン初白星を飾っている。
ボール保持率を高めるチェルシーに対し、ボーンマスはミドルブロックを形成しつつ、ボールホルダーに対しては鋭いプレスを敢行。4分にマーカス・タヴァーニアーがクロスバー直撃のミドルシュートを放つなど、まずまずの入りを見せる。23分には左サイドを突破したタヴァーニアーのクロスをボックス内のエヴァニウソンが後方へ落とし、ジャスティン・クライファートがボレーで合わせたが、チェルシーのGKロベルト・サンチェスの好セーブに阻まれた。
対するチェルシーはボール保持率こそ高いものの、なかなか決定機を作り出せない。33分にはドリブルで持ち上がったレヴィ・コルウィルのスルーパスにニコラス・ジャクソンが抜け出したが、シュートはGKマーク・トラヴァースにブロックされた。一方のボーンマスは36分、相手DFのバックパスが短くなったところにエヴァニウソンがプレスをかけ、ボックス内でGKサンチェスと交錯しPKを獲得。しかし、エヴァニウソンのキックはGKサンチェスにセーブされ先制点とはならない。
後半の立ち上がりは両チームともチャンスを作る。チェルシーはハーフタイムに投入されたばかりのジェイドン・サンチョが起点を作り、マルク・ククレジャやN・ジャクソンにチャンスが訪れるも得点ならず。一方のブライトンはクライファートやアントワーヌ・セメンヨが際どいシュートを放ち、相手ゴールを脅かす。59分にはセメンヨのクロスのこぼれ球を拾ったライアン・クリスティーが左足で狙ったが、シュートは左ポストを叩いた。
その後も一進一退の攻防が続くも、互いにゴールネットを揺らせぬまま試合は終盤を迎える。迎えた86分、左サイドで起点を作ったサンチョがボックス内中央へ斜めのパスを送ると、これを受けた途中出場のクリストファー・エンクンクが反転からシュートを沈め、チェルシーが先制に成功した。その後はボーンマスが反撃に出るも、GKサンチェスの好セーブもあり得点を奪えず。試合はこのまま0−1で終了した。
次節は21日に行われ、ボーンマスはリヴァプールと、チェルシーはウェストハムといずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
ボーンマス 0−1 チェルシー
【得点者】
0−1 86分 クリストファー・エンクンク(チェルシー)
PCMAX
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