[画像] 「ポケモンGOでスパイ活動」とベラルーシ高官が主張…男性拘束に続き日本の情報活動印象づけか

 ロシアの独立系英字紙「モスクワ・タイムズ」によると、ベラルーシ国防省のアレクサンドル・イワノフ報道官は国営テレビ番組で、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」がベラルーシの軍事機密を集めるスパイ活動に使われていたと一方的に主張した。

 ポケモンGOは全地球測位システム(GPS)を利用し、画面上のポケモンを捕まえる。実際に移動すると、様々な場所でポケモンが現れる。任天堂が出資する会社などが開発した。ロシアのウクライナ侵略開始後、ロシアとベラルーシではサービスが停止された。

 イワノフ氏はサービス停止前、空軍基地に最も多くのポケモンがいたと主張し、大半が滑走路や軍事施設の近くだったと訴えた。具体的な証拠は示していない。

 ベラルーシ治安当局は7月、ウクライナ国境の情勢を探り、軍事施設を撮影したとして日本人男性を拘束した。ポケモンGOへの批判も日本の情報活動を印象づける狙いがありそうだ。