[画像] ラブベリ展で「ほぼ全裸」撮影、インフルエンサーに批判殺到 パルコは投稿削除を依頼、「入場時は着衣の状態」

あるインフルエンサーが裸のように見える姿で、池袋PARCO(東京都豊島区)で開催中の展覧会「オシャレ魔女 ラブ and ベリー展〜オシャレまほうミュージアム〜」に現れ、X上に写真を投稿したことで批判を集めている。

パルコ広報は取材に、入場時は着衣状態だったとし、脱衣した際は「都度、会場スタッフより注意を申し上げ、着衣いただいた」などと対応を説明。投稿の削除を求めている。

ラブベリのカードで胸などを隠していた

「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」(ラブベリ)は04年に登場したセガのカードゲームで、小学生女児を中心に人気を博した。20周年を記念し、24年夏から秋にかけて一部パルコで巡回展示が行われている。

池袋パルコでの開催期間中に批判を集めたのが、奇抜なファッションとメイクが支持されてきたモデルでインフルエンサー、サニバニさんのX投稿だ。かねて肌をカラフルに彩った「エイリアン」風の装いをはじめ、露出度の高い写真をSNS上で多数披露してきたことでも知られる。

サニバニさんは9月5日から、展覧会場で撮影した写真や動画を複数公開した。ラブベリのカードを張りつけて自身の胸や股を隠しているものの、裸に近く見えるような状態で、投稿文では「全部可愛過ぎて選べず欲張っちゃった世界線のラブアンドベリー」「おしゃれ魔女」などと記している。

一連の投稿を受けてXでは、「ラブベリにほぼ全裸はマジで何してんの、、、」「TPOを弁えられないただの迷惑行為。下品」「アートとしてやるならゾーニングが必要」「自分のことしか考えていないのは、みっともなく見苦しい」「入場を許可しちゃだめだよ」などと問題視する声が相次いでいる。

「都度、会場スタッフより注意を申し上げ...」

サニバニさんに関して、パルコ(本部:東京都渋谷区)の広報担当者は10日、J-CASTニュースの取材に対して「弊社からご招待・ご依頼いたした事実はなく他のお客様同様に、チケットをお求めいただいたうえでご入場いただいております」と答えた。当時の状況は下記のように説明している。

「入場時は着衣の状態であったため、会場内へお通しいたしましたが、会場内で撮影される際などに脱衣されており、都度、会場スタッフより注意を申し上げ、着衣いただいた経緯がございました」

サニバニさんを退場させたか否かは、「当該の方にお伝えした内容の詳細までは回答を控えさせていただく」とした。今回の事案への対応は「現状、当該の方へ向けて、SNSに投稿されている【オシャレ魔女 ラブ and ベリー展〜オシャレまほうミュージアム〜】にて撮影された写真を削除いただけるよう、ご依頼をさせていただいております」とも述べる。

さらに広報は、「今後も、より多くのお客様に安全、安心に楽しんで頂けるよう努めて参ります」と伝えた。

サニバニさんをめぐっては、23年3月にニップレスの状態で電車に乗る動画を公開したり、10月のハロウィーン時期には「ほぼ全裸」と指摘されるほど露出度の高い服装で東京・渋谷を訪れた写真が拡散されたりと、たびたび批判を受けている。