2人はしばらくゆっくり過ごしていた。しかし、徐々に距離が近づき、体が触れ合った瞬間……。

「Bと目が合いました。僕は、アメニティボックスに目をやり、置かれている避妊具と“大人のおもちゃ”を見つけ、『これ、使ってみようかな』と、少し照れながら意を決して言いました。すると、Bが『いいよ』と答えたんです」

 ただし、竹田さんには“ある悩みが”あり、心配で仕方がなかったという。

◆悩みは「サイズ合わない」

「ラブホの避妊具が小さいのでは? ということです。案の定、サイズが合いません。向きが間違っているのかと思い、もう1つ使用してみたのですが、ダメなんですよね……」

「今日は諦めよう」と、竹田さんは考えた。しかし、たまたま大人のおもちゃの横にも避妊具が置いてあったそうだ。竹田さんは、ダメもとでもう1つ使ってみることにした。

「そしたら、今度はサイズが合ったんです。少し手間取ったけど準備が整い、Bの“OKサイン”も出たので営みを楽しめました。そして、早朝にも“その避妊具”を使って、もう一回満喫しました。その後、シャワーを浴びてラブホを出たのですが……」

 2人は歩きながら昨晩のことを話していると、Bさんから予想外の言葉が……。

「もしかして、使った避妊具って大人のおもちゃ用だったんじゃない?」

「まさかでした。Bは笑いを堪えながら言ったのですが、確かに明らかにサイズが大きかったので、“おかしいな”と思っていたんです」

 2人は腹を抱えながら大爆笑したという。今では、友人との飲み会で必ず披露するほどの、竹田さんの“持ちネタ”となっている。

<取材・文/資産もとお>

―[ラブホの珍ハプニング]―