だが、カイトさんを含めて4人でいざ海に行ってみたところ、意外な結末を迎えてしまう。

◆海でモテなさすぎて「夜の街に帰りたい」

「いやもう全然モテない。俺が女を引っ掛けるどころか、俺が足を引っ張っている感すらありました。そりゃ万人にウケるわけじゃないから仕方ないけど、普段から接客業をしているぶん、自分に全くニーズがないっていうのはわかりました」

 4人の中で1番モテていたのは色黒マッチョの消防士だったという。

「そんなにイケメンではないけど、色黒短髪で趣味は筋トレみたいな奴がめっちゃモテてました。腕や胸の筋肉をみて『さわりたぁぁい』と女の子たちが群がってました。

 俺は日焼けしないようにしていて肌の色も白いし、太らないようにダイエットしてるけど筋肉はなくて、正反対でした。 『ひょっろ〜』『しっろ〜』とからかわれて恥ずかしかったです。今まで褒められることはあっても、いじられることはなかったので。本当に早く『夜の街に帰りたい』ってずっと思ってました」

 万人にモテるのは難しい。モテも適材適所なのかもしれない。

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720