2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選で、日本はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、インドネシア、そして中国と同組となった。
今予選でW杯の出場権が得られるのは上位2チームのため、強豪の日本、豪州、サウジアラビアと同居した中国のメディアやファンからは、悲観論が聞こえてくる。
そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は7月7日、「中国代表は日本を倒すためのユニークな策略を持っている。イバンコビッチ監督はとっくにひらめいているはずだ」と題した記事を掲載。次のように伝えた。
「中国代表の現在の戦力は、実は韓国や日本に劣っていない。日本や韓国と対戦するたびに、大敗はしていない。終わったばかりのワールドカップ(二次)予選を例に挙げると、中国はソン・フンミンのような絶対的なトッププレーヤーがいる韓国に、わずか1点差の負けだった」
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記事は「現在の中国代表のレベルでは、日本や韓国などの国と対戦すると、勝つよりも負ける方が多いが、引き分けもある。敗れても通常は1〜2点差だ。したがって、両者の強さは実際にはほぼ同じだ。中国代表のレベルは実際にはかなり優れており、違いは戦術的な問題だけである」と主張。こう提言している。
「中国は、コーナーキックやフリーキックを利用してヘディングでゴールを決めるという、独自の利点を見つける必要がある。これが採用すべき戦術だ。中国代表は自分たちの欠点を認識し、長所を活かす必要がある。フィジカル面では日本や韓国に劣らず、むしろ優位な面もある。背の高い選手はヘディングにおいて当然有利であり、CKやFKはこの優位性を活かす絶好の機会となる」
そして、「第二に、中国は試合中の戦術的な柔軟性に焦点を当てる必要がある。対戦相手によって、異なる戦術を採用する必要がある」と見解を示している。
「日本や韓国のような技術的に洗練されたチームと対戦する場合は、守備的なカウンター戦術を採用し、守備で反撃のチャンスを狙い、ロングパスやファストブレイクで相手ゴールを脅かす必要がある。相手の体力が落ちたり、ミスが出たりした時に、CKやFKで脅威を与え、ゴールを狙う」
同メディアは「さらに、中国代表は心理的資質の育成も強化する必要がある。強いチームと対戦する場合、選手は緊張してミスをしやすいため、心理的トレーニングを通じて自信とプレッシャーに耐える能力を向上させる必要がある。試合中は焦らず落ち着いて、着実にプレーしてほしい」と持論を展開。さらにこう続けている。
「コーチングスタッフは、選手の全体的な質を向上させるために、選手の特性に基づいて合理的なトレーニング計画を立てる必要がる。代表チームの監督として、(ブランコ・)イバンコビッチは常に経験と教訓をまとめ、戦術の調整を行い、各選手の潜在能力を最大限に引き出す必要がある。科学的なトレーニングと効果的な戦術を通じて、中国代表は国際舞台で良い成績を収めることが十分に可能だ」
最後に、「つまり、中国が日本に勝ちたいのであれば、自らの技術・戦術レベルの向上に加えて、自らの利点を最大限に活用し、合理的な試合戦略を立てる必要がある。科学的なトレーニングと効果的な戦術を通じて、代表チームは国際舞台で良い成績を収めることができる」と締め括っている。
森保ジャパンの撃破に自信を持っているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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