[画像] 「彼が示してくれた」劇的決勝弾の“CB”宮本優太をサンガ指揮官も称賛「私の中では非常に尊く、誰もができることではない」

 ラストワンプレーで決着をつけた。

 京都サンガF.C.は7月7日、J1第22節でアビスパ福岡と敵地で対戦。2−1で勝利した。

 47分に原大智のゴールで先手を取る。1点リードのままアディショナルタイムに入り、勝利は目前だったが、90+3分に相手のパワープレーから被弾。同点に追いつかれる。

 福岡の勢いに押されつつあるなかで、勝ち越し点を奪う。90+9分、敵陣中央でキープした原が鈴木冬一に預ける。鈴木から川粼颯太→平賀大空とつないだボールを、最後は宮本優太が右足で流し込んだ。

 スコアラーの宮本はCBで、後方から攻め上がってゴールを仕留めてみせた。本人は「何で走っていたのか分からない」と振り返る。
【動画】ラストワンプレーのドラマ! 宮本優太が劇的な決勝ゴール!
 宮本にとっては待望のJ1初ゴール。者貴裁監督もその活躍ぶりを称えた。

「ランニングする選手は、技術がある選手より低く見られがちですけど、私の中では、非常にそれは尊く、誰もができることではないっていうところを彼が示してくれたと思います。本当に良いゴールだったと思います」

 激闘を制した京都は、今季初の連勝を達成。順位は降格圏内の18位だが、ここから巻き返しを図れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部