ここ数年【写真映え】というワードをよく耳にするようになりました。
飲食店やテーマパークでも『いかに映えるものがあるか』を重視しているところも。
でも、映えばかり考えていては、大切な人を失うことも!?
筆者の知人から聞いたお話をどうぞ。
シングルで娘を育てているママ
私は4歳の娘を育てるワーママ。
シングルマザーでもあるので、近くに住む両親に頼りつつも、娘を産んで半年で仕事に復帰。
可愛い愛娘のためにフルタイムで働いています。
正直、家に帰れば育児が待っていて、自分の時間はほとんど取れていません。
それでも、娘の成長を見守れる環境で、優しい両親や頼れる同僚に助けられ、感謝しています。
事情を知っている保育園の先生やママ友もみんな優しく、本当に充実した日々。
これは、新学期が始まり、娘のクラスに転入生がやってきたころのお話です。
新しいママ友ができた
娘が進級してすぐ、近くの保育園から女の子が転園してきました。
女の子は何度も転園を繰り返している甲斐あってか、コミュニケーション能力抜群!
誰とでもすぐに打ち解け、特に私の娘ととっても仲良しに。
そのため自然と、女の子のママA子ともママ友になりました。
しかし、そのA子がなかなか厄介なママ友だったのです……。
カフェでイラっとする出来事が……
A子はよくおしゃれなランチや流行のカフェに私たち親子を誘ってきました。
ある日、A子に誘われSNSで人気というカフェへランチに。
【映え重視】のA子はカラフルなオムライスを頼んでいました。
届くや否や、写真撮影を始めるA子。
子どもそっちのけで5分ほど撮影会をしていて、料理が冷えないかドギマギしていました。
ようやく満足したのか、2人して食べ始めたのですが……。
「そっちのパスタ美味しそう♡」
「いいなあ、食べたいなあ」
オムライスを2口ほど食べてスプーンを置いたA子は、私の注文したパスタをやたらと褒めてきたのです。
そこで、しぶしぶ交換するよう提案すると『もう~仕方ないなあ♡』とあたかも【私のわがままに応じてあげる】というような言い方を!
イラっとしつつも食べ進め、いざ帰ろうとお会計に向かうと、さらにありえない展開に!
酷い対応にゲンナリ!
「私のパスタは1000円ね」
「はい、ちょうどあったよ♡」
なんと、私が注文したのにもかかわらず、A子がパスタ代を支払っていて。
確かに少ししか食べていませんが、半ば強引に交換させられた状況で、私は頼んでもない1800円するオムライス代を払うことになったのです!
何となくモヤモヤしましたが、その日はお開きに。
しかし、そのモヤモヤが晴れることはなく、A子はその後何度も同じことを繰り返してきたのです!
『何で交換させられるの? 何で頼んでもいない高いものを私が支払う必要があるの? 何だかA子に都合よく使われてる気がする』とあるとき思い、1か月ほどでA子から距離を置くように。
すると、どうやらほかのママ友にも同じ詐欺まがいの行為をしていたようで、いつの間にかA子は孤立。
転園が多い理由はここにあったのかもしれません。何か理由があってこんなことをしているのかもしれませんが、結局身を隠すように、わずか3か月でまた転園していきました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい