[画像] Wi-Fiを速くするために試してほしいこと

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現代に生きるほとんどの人が、Wi-Fiがもっと速くなればいいのにと考えていることでしょう。そのためにより速いインターネットプロバイダーと契約したり、新しいルーターを購入したり、場合によってお財布と相談することになります。

今回は、インターネットプロバイダーを変更する(より高いものを選ぶ)以外の、自宅のネットワークの速度をあげる方法をいくつか紹介します。

注意点としては、光回線など契約しているブロードバンドそのものの速度をあげるといったものではありません。たとえば、部屋ごとでWi-Fiの信号をより強力に(つまりより速く)するための方法だったり、契約している回線を最大限活用できるようにする方法です。

無線ルーターの位置を変える

シンプルすぎる方法に思えますが、実は効果的なのが「無線ルーターの位置を変える」です。スペースやケーブルの長さに余裕があれば、ぜひ試してほしいです。

たとえば、ノートPCとテレビが別の部屋にあり離れている場合、ルーターを壁際に置いておいても効果的ではありません。

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ルーターを、厚い壁や電子レンジ、あるいは水槽などから離れた場所に移動させましょう。これらは、Wi-Fiの信号を遮ってしまうのでルーターからは遠ざけたほうがいいです。

ほかにも、2階までちゃんと届くようにするのに、ルーターを高い棚に置いたり、壁に取り付ける(こちらはDIYスキルがあれば、ですが)といった方法もありますよ。

PCやコンソールは有線接続する

PCやテレビ、ゲーム機などのコンソールとルーターを有線で接続する、という方法もあります。それにより速度があがり、安定することがあります。

さらに、Wi-Fiの周波数帯域を占有するデバイスを減らすことができるのです。

繰り返しにはなりますが、これによってブロードバンドの速度自体があがるわけではありません。が、自宅のWi-Fiネットワークの混雑は緩和される可能性はあるのです。デバイスを有線接続する場合は、最もインターネットを利用するデバイスを選びましょう。

通信機器をアップグレード

無線ルーターなどの通信機器を性能のよいものに替えることでネットワークを効率的にしたり、安定性が高まることで速度低下といった問題を軽減できます。こちらの方法は多少費用がかかりますが、投資する価値はあります。

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たとえば、Eero Max 7といったルーターでは広範囲かつ長距離の接続を行なえる「メッシュWi-Fi」というシステムを使います。お値段は少しはりますが、素晴らしい機能といえます。

ほかにも3,000円ちょっとのお値段で購入できるTP-Link RE305のようなWi-Fi中継機を利用することでも違いは生まるはずです。

ブラウザの設定を調整する

インターネットブラウザでWebページを閲覧する際に、設定を少し調整することで読み込み時間を短縮することもできます。

ひとつは、「ハードウェアアクセラレーション」が有効になっていない場合はオンにすることで、パフォーマンスが向上します。Google ChromeやMicrosoft Edge、Firefoxなどでハードウェアアクセラレーション機能を設定する方法はこちらで確認できます。

秘技。この設定しとくとブラウジングの快適さが変わる

ほかには、DNS(ドメインネームシステム)構成をデフォルトから変更するという方法もあります。基本的に変更する必要のない設定ではありますが、DNSの設定を見直すことでパフォーマンスが向上する可能性があるのです。少し複雑ではありますが、そこまで難しいわけではありません。DNS設定のガイドはこちらからどうぞ。

DNSを変えれば、インターネットが速くなるかも!

ネットワークの混雑を軽減

先ほど有線接続の項目でも少し触れましたが、ネットワークの混雑を軽減することで、結果的に自宅のネットワークを快適にできるという方法です。

Screenshot: Gizmodo US

たとえば、インターネット対応のデバイスを使用していないときは電源をオフにすることでも変化が生まれます。あるいは、各種アプリ側で利用可能な場合はオフラインモードをオンにする(Spotifyなどでありますね)といった設定をすることで、パフォーマンスが向上する可能性もあります。

ルーターの設定を確認

これは、それぞれのプロバイダーやルーターによって異なりますが、Wi-Fi全体の環境設定が良くなる設定が見つかることはよくあります。たとえば、デバイスの優先順位を付けるなどは考慮すべき設定のひとつです。これにより、よく使うデバイスに帯域幅を優先させることができます。

ルーターのWi-Fiチャンネルを変更するといった方法もありますが、最近のルーターはたいていうまく対処するものが多いと思います。

散らかった状態を整理する

個々のデバイス上で散らかった状態になっているものを整理するだけでもインターネットの応答性に変化があります。

たとえば、PC上でバックグラウンドで実行しているプログラムがいくつあるか、ブラウザで開いているタブはいくつあるか、といったことでも影響があります。

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また、使用していないアプリやブラウザ拡張機能はアンインストールするのもよいかもしれません。インターネット速度はそれほど大きく変化しないかもしれませんが、こうした小さな調整が積み重なることで、デバイス全体の動作も改善されるはずです。