[画像] 中国・新疆のグリーン電力とグリーン電力証書取引量、共に大幅増

中国・新疆のグリーン電力とグリーン電力証書取引量、共に大幅増

 【新華社ウルムチ7月3日】中国新疆ウイグル自治区電力取引センターがこのほど発表したデータによると、今年上半期(1〜6月)、同自治区のグリーン(環境配慮型)電力取引量は8億6千万キロワット時を記録し、2023年の年間取引量の2倍に増加し、同自治区の電力顧客は前年同期比3.5倍となる144万5千枚のグリーン電力証書を購入した。

 グリーン電力取引は電力市場の新しいタイプの取引で、ユーザーはグリーン電力取引に参加すると同時に、新エネルギー電力とグリーン電力証書を取得することができる。グリーン電力証書はグリーン電力の「身分証明書」に相当し、グリーン電力証書1枚で再生可能エネルギー電力量1千キロワット時に相当し、企業はグリーン電力証書を購入すると相当分のグリーン電力を消費することになる。この二つの取引は、企業が排出量と消費量を削減するための補助的な手段であり、社会のグリーン・低炭素化への転換を効率よく促進すると同時に、新エネルギー産業のより良い発展を促進する。

 新エネルギー発電設備容量の継続的な増加は、グリーン電力とグリーン電力証書取引双方の成長の基礎となる。新疆の新エネルギー設備容量の規模は、現時点で7千万キロワットを超え、規模と設備容量に占める割合は全国のトップクラスに位置している。(記者/杜剛)